女尊男卑社会令和日本を男性のせいにすること、そのこと自体が雄弁に物語る弱者男性が生まれるメカニズムとその解決法

まず前提を整理してみると

前提；日本社会、特に令和日本社会ではもはや過剰な女性を総合的に優遇する表面上もしくは実際の構造を有している。

前提2；女性の優遇の根源は、本人の努力とはほぼ無関係の肉体が持つ魅力にあり、すべての女性が（主に若い頃）男性から享受できる一方、男性は肉体のみが持つ魅力よりも、肉体の特徴（イケメン、高身長）を有した限定的場合にのみ女性より優遇を得られる。つまり優遇とは何も努力せずに、努力しないと手に入らないレベルの利益を享受しているという意味である。

前提3；優遇の内容は、女性は男性からあらゆる資源（経済的、人的、文化的、情報、肉体的）を得られる一方、男性は女性からその優れた肉体的特徴を有する場合にのみ限定的な資源（肉体的、時折精神的）を得るが、優遇自体はなく、能力や実力や地位や家柄などに見合った評価の元で正当に評価されうる。

女性優遇は男性がそうしたいからしているというお伽噺

上記の一文は、女性優遇をする強者男性を肯定する言説である。
誰でも優遇してくれるものは基本的に味方となる。だから女性を優遇できる能力、資本を有する強者男性のみを、女性全体が肯定する。
ここから抜け落ちてくるのが、最近話題の弱者男性だ。
弱者男性の立場から物事を考える。
そうすると、女性を優遇する強者男性を否定することは、男性同士のホモソーシャルな競争原理を否定することにより、自らの性のアイデンティティーを否定することにもなりかねない。
そのため、男性として物事を語る場合に、自ら目指すべき対象である強者男性を否定することは困難となる。
すると、強者男性のほぼ盲目的な女性優遇を、何ら努力することなく、生まれ持った肉体だけで、当然の如く享受する女性（主に若い女性）全ての方が配慮や遠慮に欠けるとして憎悪の対象となる。なぜなら、男性はただ男性の肉体であるだけでは女性から優遇を受けることはない。利用されることはあっても。
だから自分たちにもその権利を与えよという。
これが弱者男性がインセル（望まずに禁欲していた）になり、ミソジニーとなり、ジョーカーとなりうる構造であろう。

弱者男性が求めるもの

女性優遇と同じく、男性優遇を求めているわけではないところが非常に重要である。優遇すら求めていない。インセルが求めるのは、安定的に性欲を満たせる社会であろう。それは女性なら誰でも簡単に生まれ持った肉体により達成可能なものであるから、男性にもそれを求めているのだと思う。奢りとか、アッシメッシーとか、エスコートとか、そういう男性ジェンダーから外れたものはあまり求めていないようにも思える。あとは肉欲に付随する精神的繋がりだろうか。

諸悪の根源は女性の社会的権利の向上と労働環境の質の向上

つまり令和までの様々な女性の権利向上賃金や役職増大により、端的に言えばセックスするまでのハードルがどんどん向上した。経済格差で強者男性になるのもアベノミクス以降は一苦労。安定的に性欲を満たせない弱者男性が増加し、それは異性の恋人がいない、未婚率上昇に繋がった。
それは女性にとっては困らない。自らを優遇できるのは資本・能力を持った強者男性だから。本質的にNO1が一人いればいいことになる。その男が自分だけを愛すること前提で。
一方で強者男性が減少し、弱者男性が相対的に増加した社会となったのである。

じゃあ男女間闘争はどうすれば解決すればいいのか

強者男性は女性優遇で満足できるのだからそこは動かない。女性は（自分だけを愛する）強者男性を肯定する。弱者男性はそこから排除されているが、別に女性みたいに優遇しろとは求めていないはずだ。女性なら当然優遇される諸コンテンツの中に含まれている、性愛をただ求めているだけだと思う。だからKKO（キモくて金のないおっさん）にも性愛を提供できればこの問題は解決するのである。

弱者男性を禁欲から解き放ち、性愛ハードルを下げる方法

①セックスロボット。もはや実用化されている。海外では特に。
②メタバース、VRCHAT、バーチャルバビ肉（美少女転生）してお砂糖（擬似セックス）仲間を作る。
③風俗。基本経済弱者だから安定が難しい。日本は本番のハードルが高い。国営にするのも厳しい。
④奴隷を連れてくる。この時代には厳しいから、空想の異世界転生が流行る。
⑤幼少期に性愛を経験する。経験値から弱者男性になりにくくなる。期限付き。
etc

女性の権利向上と弱者男性の増加は完全一致する。
賽は投げられた。女性の権利向上ばかり叫び、弱者男性の保護支援が無い。
なぜなら、政策制度を作るのは強者男性中心だからだ。
弱者男性ができる社会変革とは何であろうか。
それが、上記の②と④を合わせた思案だ。一種のサイレントテロで、現在進行中である。

筆者が考える、令和弱者男性サバイバル術Ver1．0

もはや現実にいる女など興味がない。相手にしない。
奴らは皆強者男性からの優遇を何のありがたみもなく当然のように享受する寄生虫だ。
僕らの求める美少女の理想郷はやはり二次元美少女だけである。
中の人？何それ美味しいの？耳を塞げ！目を瞑れば婚活妊娠出産怖くない。
まず絵を描けるようになろう。CGもできればなお良し。
AI絵もマスターしていこう。自分だけの理想の美少女を追求していこう。
その美少女を題材にした物語、なろう小説をどんどん描こう。
自分とその理想の美少女とのストーリーを無限に物語の中で紡ごう。
現実を変えることは厳しい。令和日本式観念論である。
もう少しで触覚もバーチャルで実現するという。理想の美少女とセックスできるまでじっと金を貯めよう。
自分の創作技術が高まった所で、理想の美少女とバーチャルセックスできる環境と機材を揃えよう。
そしてやりたい時にやる。強者男性が得ている権利を僕らも手に入れるのだ。