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第24回 ほんまる神保町の棚主として

 2024年(令和6年)9月になりました。 
今村翔吾さんは、秋田県の大曲の花火大会に行ってましたね🎆

実は、草彅のルーツは、秋田県

亡くなった祖父が秋田県の出身とは聞いていましたが、祖父が存命中に秋田県の田舎に行ったことがなく、秋田県のどこなのか謎のままでした。
ただ高校生の時に秋田県を、一人旅して、田沢湖で下車した時に、目の前に「草彅モーターズ」と言う会社の看板があり、この辺りなのかな?!と勝手に思っています。

ネット検索すると、「草彅」さんは、全国に1700人くらい。いるようですね。

経営者として注目

学研HD、桐原書店を買収 
英語教育で相乗効果狙う

学研は、児童書のポプラ社とも業務提携していますね。
この動きは加速するのでしょうか?

学研に限らず、出版社を中心に合従連衡のニュースは、これからも増えそうですね。

9月3日(水)冨田書店

と言っても、レストランです。
元古書店の古民家で食べるイタリアン🇮🇹
同じ昭和39年に生まれた出版関連の友人との会食は楽しかった。

知の巨人?

写真/太田真三 取材・文/小野雅彦
週刊ポスト2024年9月13日号の記事

 僕は、松岡正剛のことを「知の巨人」と呼ぶには違和感を感じています。
 僕の中で、「知の巨人」と言えば、小林秀雄であり、南方熊楠、柳田國男、折口信夫、宮本常一、梅棹忠夫など思索者・思想家・民俗学者・文化人類学者のことだからです。
 松岡正剛は、著作で売れたものは、ほとんどありません。僕は2008年〜2015年まで丸善に勤務していましたが、2009年に丸の内本店内にショップインショップとしてできた松丸本舗との縁もあり、かなり贔屓目に新刊が出ると大きく展開していました。ちくまプリマー新書の『多読術』は、30面くらいの面陳列で売りましたが、同様に展開している他の本と比べると劣っていました。
 唯一売ったのは、『白川静 漢字の世界観』(平凡社新書)であり、それだって元本の白川静の『漢字』(岩波新書)『白川静の世界』(別冊太陽 スペシャル)などと並列販売したからであり、何もしなければ動かなかったでしょう。「売れた」ではなく、販売努力して「売った」のです。
 また松岡正剛が編集した本も、売れたためしがありません。

この記事でも以下のことが書かれていますが、

松岡氏は言葉の意味や最近話題になっていることをホワイトボードに書き込み、おおまかなアイデアを出していたという。

「まるで禅問答のようで、難解。ほとんど理解できませんでした(笑)」

 つまり、この時、取材した編集者が何を言っているのか理解できない時点で、松岡正剛は表現者として、著作者として、編集者として、失格なのです。

 僕は立花隆も「知の巨人」とは思っていません。しかし、立花隆は「知の編集者」であったと思っています。難解なことをインプットし、わかりやすく読者に伝えてくれた編集者だと思っています。
 だから、松岡正剛は「知の巨人」でもなく、「知の編集者」でもない。
 松岡正剛の言ってること、表していることは、わかりません。伝わらないのです。
 この「わからない」「伝わらない」というシンプルな返答をせずに、わからないと自分はバカと思われてしまうと言う見栄から、この「難解」=「崇高」という勘違いが生まれ、人たらしをしてきたのが松岡正剛であったと僕は思っています。

2024年8月期 店頭売上前年比調査 週刊誌が 2 か月連続の前年超えも、全体では 97.2%

2024 年 8 月期の店頭売上前年比調査(対象店舗:日販取引書店における POS 調査店)の結果が まとまりましたので、下記の通りご報告申し上げます。
8 月期は、全体で前年比 97.2%となりました。雑誌は、週刊誌が 2022 年 5 月・6 月期以来、2 年 2 か月ぶりに 2 か月連続での前年超えとなりました。特に、「呪術廻戦」のアクリルスタンドが付録 になった「ジャンプGIGA 2024 SUMMER」が売上を牽引しました。書籍は、学参・文庫・新書 が前年超えとなりました。コミックは「僕のヒーローアカデミア」「チェンソーマン」など人気作 品の新刊が売上を伸ばしましたが、前年には及ばず、全体でも前年を下回りました。

日本出版販売ニュースリリースより

日販が毎月発表している店頭売上情報ですが、調査店がTSUTAYAや日販の子会社の書店のPOS売上です。
週刊誌が下げ止まりとなっていますね。

ただ大型書店チェーンの経営者と話をすると、8月は、2回の台風🌀の影響が大きく、惨憺たる結果だったようです。

ほんまるラジオ📻
9月7日(土)17:55〜

 ゲストは、作家の千葉ともこ さんでした。
作家同士の、ぶっちゃけトーク面白かったです。新潮社の編集者がこわい😱ことがわかりました😆

出版社3割超が「赤字」

9月8日
帝国データバンクが報じました。

 帝国データバンクが9月8日に発表したTDB BusinessViewによると、2023年度における出版社の業績は、赤字が36.2%、業績悪化の出版社は6割を超えたという(調査対象652社)。24年1〜8月の倒産・休廃業解散は46件と過去5年で最多ペース

 書店が毎日のように閉店している昨今、当然のことながら閉店した店舗から津波🌊のような返品が出版社に押し寄せているわけで、出版社の売上(納品ー返品)が減少し、赤字となっています。
この現象は、続くでしょう。そして、連鎖的に出版社の倒産も増えると思います。

ホテル等の書店開業を支援するサービスを開始 | DNP 大日本印刷

2024年9月19日(木)にオープン予定である、「定山渓(じょうざんけい)第一寶亭留(だいいちほてる)翠山亭(すいざんてい)」(北海道札幌市)内の温泉と読書を楽しむ空間「風呂屋書店」の開業を支援します。この書店では、宿泊者だけでなく誰もが約2,500冊の書籍を閲覧・購入できます。

 2,500冊か。どんな選書なのか、ちょっと気になりますね。

 あくまでも、私論ですが、本屋と風呂屋というのは、相性が良いのかも⁉️

 時代の趨勢で、本は、わざわざ買いに行かなくても、通販があり、電子書籍がある。風呂も、今は家に風呂があるのが当たり前の時代だから、風呂屋も、わざわざ行く場所なのだ。

だから「本屋❌風呂屋」は、あり‼️と僕は思っています。

本を読まない人が6割超 スマホに時間とられる? 国語世論調査(文化庁)

4割は、読んでいる。とポジティブに考えるか

 だけど「本屋❌風呂屋」論のとおり、本屋は、わざわざ行く場所。そして、本を探す以前に、本屋は、どこにある?と探す時代なのですから、本離れは当然のことでしょう。
 じゃあ活字(この場合は文字情報)離れなのか!というと、それは違っていて、スマホ・ネットで嫌と言うほど文字情報を追いかけているのが現実。
 まだネットがなかった時代は、通勤電車で新聞や雑誌を食い入るように読んでいたのは、時代から取り残されないためであり、それは今の時代も一緒なのです。
 国語力の低下が、事実であり、その原因が本離れであるなら、国が政治が、あるべき姿を示し解決にあたる。経済産業省だけが頑張る?事ではないでしょう。

9月19日(木)

ほんまる棚主限定イベント

おっ!棚主限定のオンライン配信は、明日ですね。楽しみ😌

つづく

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