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ポイントカード活用は貧乏人同士で金を回し合うもの

ポイ活という言葉を聞く。

改めて説明するまでもないが、ポイントを貯めてそれで物を買ったりする活動のことを言う。

ウィキペディアにはポイ活という言葉こそないがポイントプログラムという言葉が掲載されている。

増税の度に落ち込んでいく消費活動に対し企業が購買意欲を持って貰おうとして行っている企画みたいなものである。

こうしたポイントプログラムは年内の期限付きなので大体ポイントを使ったとしても雀の涙程度にしかならないのだが、財布に各種店舗のポイントカードだらけになっている人は多いのではないか?

ポイントの負担は誰がするかと言えばその商店なので、ポイントを貯めれば貯めるほど負担度合いが増していく。

お店にとっては商品を買ってくれれば助かるに越したことはないだろうが、増税で落ち込んだ分に対するサービスなので結局儲かることはない。

ある種のポイント地獄を抜け出したポイ活の猛者が現れたりするが別に違法でもないので普通の消費者はこうした彼らの養分になったりもするのである。

丁度カイジの漫画で地下帝国のハンチョウが労働者から搾取しているような構図を思い浮かべればいいだろう。

本人も底辺なんだけど底辺が更に底辺から搾取している構図である。

こうしたプロポイ活が楽をしていると言う訳ではないが、頭を使うことで底辺から抜け出したつもりの人も出て来るのだろう。

蔦屋が色んなクレジット機能付きのポイントカードのデザインを発行しているが、そもそも蔦屋自体が店舗数を減らしているのでこれ自体になんの意味があるのだろうと感じる。

レンタルビデオ店が無くなっていく理由はここで書いた。

インターネットやサブスクが発達しているのにわざわざ店へ出向いて借りていくという手間をかけさせるのだろうか。

情緒すら失われていくが、結局サブスクと言うのはそれで消費者がずっと支えていくものである。

時期や時流を見出せないと蟻地獄に嵌っていくというものを見ることになる。

プロポイ活でもない消費者が果たして高価な買い物をするのかどうかである。

正直、増税分の補填みたいなものなのでそれを買うことはない。

買ってポイントを付けさせたとしてもやっぱり雀の涙程度なので安い一品のサービスがつくようなものである。

財布がカードで一杯になっている人はそろそろ整理してもいいのではなかろうか。

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