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【亀山市議会議員 草川たくや】 小学校・中学校の新型コロナ感染対策の徹底を 【亀山市】

こんばんは、亀山市議会議員の草川たくやです。

亀山市内では感染者数が増加しています。
2021年を迎えてから33名(2月5日時点)の新規感染者が発見され、昨年の感染者数が10名でしたので、ひと月ほどで昨年の約3倍以上の感染者が発見されたことになります。

県内の1日あたり感染者数も、低減傾向ですが今も高い水準にあり、病床使用率が50%を切ったものの引き続き予断を許さない状況です。入院調整中も68名と少しずつ減ってはいますが、依然として厳しい状況です。

県独自の緊急警戒宣言は3月7日まで延長

2月5日、三重県は、県内の感染状況と、国の緊急事態宣言が愛知・岐阜を含む10都府県で延長されることを受けて、2月7日が期限だった県独自の緊急警戒宣言を3月7日まで延長することに決めました。
※以下、知事の記者会見から引用

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 今、国が緊急事態宣言を出す目安とされているステージIVに該当する指標は、三重県にはありません。県民の皆さんにご不便をおかけする緊急警戒宣言を解除するという選択肢もあったかもしれません。

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 しかし、一年前の春を思い出していただきたいと思います。3月は一斉休校、4月は人生の節目なのに県外への移動もままならない、ゴールデンウイークは大切な仲間や家族と旅行もできない。春は私たちにとって、とても大事なシーズンです。また、事業者の皆さんにとっても、稼ぎ時の大切な時期です。二度とあのような苦しい春を迎えたくはありません。
 三重県では最大64.1%あった病床利用率が50%を下回ったものの、依然として厳しい水準にあります。直近ではカラオケ喫茶でのクラスターが各地で発生しています。重症の方も少しずつですが増えています。最前線で頑張っていただいている医療従事者の皆さんの負荷は高いままです。

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 そして間もなく、ワクチン接種が始まります。市町や医師会、医療機関の皆さんのご協力により、準備は着々と進んでいます。しかし、限りある医療従事者の皆さんの力が、コロナの治療に割かれてしまっていては、ワクチン接種は思うように進みません。ワクチン接種が本格化する時までに、県内の感染状況をもっと低く抑え込んでおきたいのです。
 コロナとの闘いから1年。県民の皆さんのご協力のおかげで、私たちの取り組みは、必ず結果として現れることは証明済みです。今年こそは、皆さんと一緒に穏やかな春を迎えたい、そう考え、緊急警戒宣言を県内全域で延長させていただきます。

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市内の小学生・中学生の新型コロナ感染対策を徹底すべき

昨年、市内の小中学校に独自で導入した卓上シールドについてです。

新年度を迎える前に、これまでの効果を検証し、今後の更新や運用について方針を示さなければなりません。

先日、某小学校の現場を視察させていただき、卓上シールドの現状を確認してきました(授業中だった為、写真は撮っていません)。高学年の児童が使用している卓上シールドは比較的綺麗で、概ね大切に扱っている様子は伺えましたが、相対的に低学年の児童が使用しているものなど、一部の卓上シールドはかなりくたびれている様子でした。

そうでなくても、薄いフィルムでできたシールドは視界を歪ませるので、改めて私も机の前に座って試しに黒板の文字を読んでみましたが、(慣れかもしれませんが)あまり気持ちの良いものではありません

また、上記Twitterの意見のように根強く改善を求める声がある、卓上シールドの青い縁が視界を遮って黒板が見えない問題も依然として残ります。
「子ども達は適応力があるので、机から身を乗り出して黒板の文字を読むのに慣れてきている」という意見も聞きましたが、それを肯定すべきではない興味深いアンケート調査結果が出ています。今年度、ある学校の調査で「授業中の姿勢を気をつけている」という設問に対して、肯定的に答えた児童が68.8%で、なんと昨年度の調査と比較して約10%も回答率が下がったそうです(なお、否定的に答えたのは31.3%)。姿勢良く座っていては黒板を読めないので、必然的に姿勢が悪くならざるを得ない環境を作っていたということが推察できます。

全て透明で頑丈なアクリル板のシールドにすればいいじゃないかと言われそうですが、1枚あたりの経費が5~7倍ほど跳ね上がることが予測でき、現実的ではありません(現在の卓上シールドは1枚あたり1180~1338円)。

デメリットの一方で、卓上シールドがあれば、給食の時間に向かい合ってコミュニケーションをとりながら食事ができるという大きなメリットがあることも事実です。

また本来、音楽の時間に合唱や管楽器の演奏は感染対策の観点から控えるべきところですが、卓上シールドを設置すれば(当然ながら消毒・拭き掃除などメンテナンスも徹底すれば)、座りながらであれば合唱や管楽器の演奏を感染対策を行いながら実施可能で、学習の幅が広がります

よって新年度からは、通常の普通教室での講義型授業における卓上シールドの設置に関しては、各学校の状況(クラスあたりの児童数など)に応じて、各学校の判断で設置の有無を判断するという方向性が肝要ではないかと考えています。
卓上シールドを設置しない場合は、当然ながら、マスク着用(できる限り不織布)を今まで以上に徹底してもらいます。昨年の春に卓上シールドを採用した時は情報不足でしたが、不織布マスクを適切に着用していれば、お互い向き合わない状況下で換気を励行して会話も限定的であれば、感染リスクを最大限低減できるということが今は明らかになっています(フェイスシールドの効果は薄い)。

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コミュニケーションを伴う給食や、音楽の授業で合唱や管楽器演奏を行う際は卓上シールドの設置を励行し、その他必要に応じて設置する場面は各学校の判断に委ねるのが望ましいと考えます。

これも当然ですが、着脱時に卓上シールドに触れる機会が増えることになるので、消毒など拭き掃除によるメンテナンスも今まで以上に徹底します。消毒作業に関しては国・県からの予算で「スクールサポートスタッフ」が配置されていますが、新年度も今まで以上に必要なポジションだと考えますので、事業継続されるかどうかはしっかりチェックしていきます(2月5日時点では県の予算が未定)。

卓上シールドについては市民の皆様のご意見をぜひ伺いたいです。SNSなど、なんでも結構ですので、ぜひお気軽にご意見をお寄せください。


そして、卓上シールドの柔軟な運用を認めた場合は尚更ですが、各小中学校に1台ずつサーモグラフィー式の非接触型体温計を設置すべきではないかと考えます。

※下の写真は先月20日に総合保健福祉センター「あいあい」と医療センターに設置されたサーモグラフィー式非接触型体温計。現状、市内公共施設の整備は十分ではありません。昨年から私は設置を提言し続けてきました。

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現在は中学校区ごとに1台ずつ、普段は中学校に保管して必要に応じて必要な場所に移動させて利用するスタイルです。
しかし、感染者数が大きく拡大している現状を鑑みれば、各小中学校に1台ずつ、定期的に児童が体温計測できる場所に常設すべきではないでしょうか。子どもの体調は1日のうちで大きく変化することがあります。

公共施設へのサーモグラフィー式の非接触型体温計の購入は前向きに進められていると聞き及んでいるので、これについては追って報告させていただきます。

また、1人1台ダブレット端末の配布も春からスタートです!このデジタル教育・オンライン教育を効果的に行う教育環境整備もしっかり実施していきます。コロナ禍にある児童の心身ケア、不登校児童のきめ細かい支援にも活用されたい。これらについてはまたの機会に述べたいと思います。

今、全国で学習の質だけでなく感染対策のためにも「少人数学級」が見直されています。亀山市では「少人数学級」を以前から推進していますが、それを実現するための全国的な共通課題として慢性的な教職員・講師不足に悩まされています。教科担任制や働き方改革などで改善を図っていますが、根強い問題です。この解決には1人1台タブレット端末を契機とした教育現場のデジタル変革(DX)も必要になるのではないかと考えています。とても重要な問題、今後のテーマです。


子どもたちを新型コロナの感染拡大から守り、少しでも安心して健やかに学校生活を送れるよう、市民の皆様のお声、子どもたちの声も大切にして参ります。


それではまた


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