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血肉となりて'22

おいしいものを食べるということがいかに自分の原動力になっているかを思い知らされる毎日
そりゃみんなそんなもんでしょ、と思ってたけども、基本的に「食べ物に繋がること」以外の外出をしたくないし、直ぐに疲れて座るところを探してしまう。ベッドからスっと起き上がれる体型なこと自体がかなり奇跡。Fatboy Slimってこと。

今年撮った食べ物の写真を貼って振り返る備忘録をやってみようと思う。
全然写真を取らないのでヌケが多い気がするけどある分だけでやりくりすることにする。
どうぞのいす。


2021末の料理だけど面白いので載せる。
これ実はドライカレー。見た目がおもちゃすぎる。
周りの白いのはチーズではあるど、食べていくうちに固すぎて本物の目玉焼きみたいになってた。

Bedford cafeにて
牛角は平日2980円で食べ放題なのが良いよね〜
焼肉きんぐは行ったことないので分からない。
写真は蜂蜜黒胡椒カルビ。網に乗せた時に蜂蜜が全部落ちちゃってお菓子のいい匂いがした。柔らかくて美味しかったけど普通のでいいかな。

牛角にて
元気寿司グループが密かなブームらしい。
他のチェーン回転寿司に飽きた層が店舗数の少ないチェーンにちょっかい出してるだけなのかも、と思います
だって回転寿司ってどこも味がおなじ…だと思ってたら違った。明らかに海あり県(都道府)の回転寿司の方が美味い!
今年の新しい気付き。写真は夢のマグロづくし。

魚べいにて
富岡製糸場近くにあるカフェの壺入りプリン。
カラメルソースに味噌を使ってた。群馬の焼きまんじゅうタレみたいな味で、上のパリッとしたキャラメリゼとカスタードのようなプリン部分のマリアージュして美味しかった。
内装も古民家アンティークを意識していてムードがあって良かった〜

CAFE DROMEにて
見た目ヤバすぎ
カマンベール丸ごと使ったトースト。
今年食べたものの中では1番心に残ってるかも。
テラスにハンモックがあって、草津の街中を眺めてぽんやりできるのがnice
ここのハンモックとの出会いがきっかけで自分もハンモック生活を始めたと言っても過言では無い!
全チーズ好き、チーズクラスタに届け〜(グルメ構文)

草津片岡鶴太郎美術館にて
(絵画鑑賞はしてない。鶴ちゃんごめん!)
草津旅行のその2
berに行きたいけど敷居高そうに感じてた自分もびっくりの居心地良すぎberでお酒を飲むことに成功。みんなありがとう。
マスターにオススメを聞いたり、名前だけ知ってるお酒をイキリ注文して店員さんに迷惑かけたり、ジントニックしかメニューがないバーの攻略法を教えてもらったりして楽しかった。
なんかチヂミもくれた。
ディップ系のおつまみのソースが全部美味しかった〜
ミルククラウンにチーズクリーム乗ってるのがいいよね!

ber choiceにて
決めた。俺ぜってーお前のこと幸せにする。

思えば約2年前に深く想っていたラーメン屋「らーめんキッチンかえで 本店」が閉店してからずっと心に穴が空いていたような、そんな気持ちだった。移転して初めて食べた味は少し柔らかくなっていて、「ああ、みんなに愛して貰えそうだ」と思った。少しの味の変化だったが、「同じ店名ではあるけれども私の大好きなラーメンを作ってくれる店はもう、ない」という実感がラーメン好きという自分自身を少しづつぼんやりさせていき、仕事の忙しさで頻繁に個人店で外食することも少なくなり、気づけばちょっと痩せていた。

そんな折、久しぶりに在りし日のかえでのラーメンを思い出し、煮干しラーメンの開拓をまた始めようと思った。
けのひと出会った。
行き届いた店内、細やかなサービス、素朴な内装。
店内、強い煮干の香り。なるほど、これは本気だ、と。
卓上のイカ酢、在りし日の煮干酢を思い出して切なくなる。
イカ煮干ラーメンを注文、着丼。
濃い色濃い味、でもってスッキリとした後味。ノスタルジックに作用する海の香りがふわりと着火。
きめ細やかな仕込みを感じられる具材たち。
そうか、重ねるのは良くないね。
スープが、麺が、記憶中枢にカチコんでくる。
もうどうなってもいい、記憶が塗り替えられてもいい。
自分の中での「食」のターニングポイントになる。人生が始まる。
ありがとう、ラーメンになってくれて。

けのひにて
地元ナンバーワンラーメン屋の近くに引っ越したのにそんなに行ってなかったので、思い切って1時間並んで限定メニューを頼みました
流石に強すぎた、戦闘力の違いというか、全ての素材にこだわっているのが伝わってくる。
繊細でいて、深みが違った。美しいのに絶対に無くなる運命を背負っている氷細工のような、そんなラーメン。
美味しすぎて逆に気軽に食べられる感じではないけど、もし一回り上のOLと仲良くなったら土曜日の昼に一緒に並んでみたい。

くろ松にて
理解のあるカレーくん
ひと皿で2つ食べられるカレーがいっちゃんすきや!
スパイシーだけど全然辛くなく、職人が豆みたいなのをゴリゴリしてるイメージが脳内に広がる。
カレーと行ったらお冷よね〜

SPICE FACTORY 新宿にて
たらこスパゲティをお出汁で食べるのが新しい
そんでめっちゃ美味いんかい!
割とたらこスパゲティってクリーム系のイメージがあったから本来の和風に引き戻してあげてるのがいいですね
セットの生姜炊き込みご飯も美味しくて感動。
10年後20年後も食べたいと思える味でした。
君とたらこスパゲティ専門店が100年続きますように。

たらこスパゲティ専門店にて
公園の売店で「焼きおにぎり」というメニューがあったから頼んだら市販だったし皿が多すぎたときのやつ

もみじ平総合公園にて
太田焼きそば、という焼きそばがあるのを初めて知った。
どうやら日本三大焼きそばがあるらしく、そこの一角を担うのが太田焼きそばらしい。
これは「太田焼きそばのれん会」の会長を務めるお店であり、何度もメディアで取り上げられている岩崎屋の焼きそばとみそ田楽。
真っ黒い見た目をしているが味が濃すぎるということはなく、ソースの甘辛さと奥に潜む酸味が特徴。この酸味があと引く美味しさで、卓上に酸味マシソースも置いてあった。
量の多さのバリエーションが、下はミニから上は「名前はまだないの上」まで豊富だった
黒くて酸味があるのが太田焼きそばか、なるほど…と思っていたが、実は太田焼きそばの定義は特に決まってないらしく、店によってバラバラらしい。そんなんでも日本3大焼きそばに入れるんだ

岩崎屋にて
タコライスオシャ!ガパオもオシャ!外観も内装もソーキュート。
量が意外と多すぎてびっくりした。タコライス美味しすぎてお腹いっぱいなのにスプーンを持つ手が自然と動いてた。
ガパオライスってあんまり食べ事ないから気づかなかったけど、あまり得意ではなかった!
僕は飛べる!僕は飛べる!(カバオ)

ipe=anroにて
海を見て飲むビールは最高だね〜
ドイツのビールやソーセージを楽しむ最高のイベントだったけども、ここで美味しすぎる本場のプレッツェルと出会ってしまった為に、ドイツ人の作るパン屋を血眼で探さなくてはいけない呪いにかけられてしまった。
とりあえずライ麦100%であることは突き止めた。あとは焼き方が同じパン屋に会えればまた美味しいプレッツェルに出会える。
正直毎日やって欲しいよオクトーバーフェスト

オクトーバーフェスト ららぽーと豊洲にて
イモうま
甘いもので芋が1番好きなんだ、ありがとう…
外観もオシャレで猫のいる暮らしのアニメ化みたいだった
一緒に頼んだオムレツやカオマンガイおにぎりも美味しくて隙がない、完璧なカフェだった!
さつまいものメニューが他にも沢山あったので全制覇したいほど美味しかった 
焼き芋って塩でも行けるんだね 

oimo cafeにて
香りを食べる蕎麦屋さん、
常に混みがちなイメージがあって、入った時も実際オーダーまで時間がかかったけど、それを補ってあまりある程に美味しい!
香草そばを頂いた。香草の量も種類も半端ない量。そばつゆの奥深い香りと香草の爆香で飛びそうなくらい美味かった。
期間限定メニューの量も凄まじいので全部食べられる人がいるのか気になる。

フジサンにて
つるとんたんに初めて行った時の写真。
皿が大きすぎるのかうどんが少ないのか。
比較用として機能してそうなうどんポン(隣のまるいやつ)の大きさがちょうど思い出せなそうな大きさだったのがいけないのかもしれない

つるとんたんにて
初ロイホ。秋を感じるパルフェを上から。
甘いものあまり食べないけど秋はよく食べてた気がする。芋がいるからね…
栗やかぼちゃとかは果物にした方がいいくらいスイーツと相性がいいので秋以外もスイーツになってて欲しい。

ロイヤルホストにて
地元でチェーン以外のハンバーガー屋さんを探すのは至難の業。だって高いから…
でも見つけました、お値打ち価格で本格ハンバーガーのアメリカンダイナー
ご飯が全部美味しいし安いのにボリュームを損なわないところが心地よい
多分お肉で費用を削減してるんだろうけど、いいお肉をわざわざハンバーガーで食べたいと思わないし、いちばんうまい肉は朝マックに挟んである肉だと思ってるので全く大丈夫だった
 フィッシュアンドチップスを食べた時のサクサク感、聞いてほしい
ランチだとさらに安くなってドナルドのセットと変わらないくらいの値段でハンバーガーが食べられるぞ 

LINDAにて
越後湯沢に行った時のすごい豪華なプレート
乾物ってどうしてこんなに美味しいんでしょう
チーズと果物以外よく分からなかったけど食べてみたら美味しいの連続で、食べることって1番の発見なんですね
全部ワインにあうもので構成されてて素晴らしい
併設の家具屋の椅子が凄かった

Artemodoにて
地元にまさか屋上のテラスでお酒が飲めるダイニングバーがあるなんて思いませんでした
ビールの種類も豊富でここ独特のピッツァがとっても美味しい
冬はコタツがあって落ち着くけどやはり少し寒いかな
夏になったらここで飲みまくりしたい

RK LOOFにて
高崎といえばはらっぱなところがあるね
小さいころから行ってたような気がするし、行ってなかった気もする
はらっぱのジェノベーゼ部分がバジルパスタの中ではダントツ美味しい
きんに君ばりの粉チーズも味作りにちゃんとこだわっているのでミルキーとスパイシーを上手く繋げてくれる
やっぱりスパゲティソースにつけて食べるパンをね、どのパスタ屋にも置いて欲しいんですよ

はらっぱにて
外観が面白いラーメン屋に思い切って入った時の達成感に近い感情を教えて欲しい!
店主がぐったりしていてずっと不安だったけれど無事にラーメンを作ってくれて嬉しかった。
すり鉢状の椀にスープがなみなみ注がれててビビったけどほとんど飲んでしまうくらい美味しかった。
美味しかったのか?よく分からない…
味噌ラーメンと坦々麺とトムヤムクンのちょうど間みたいな味で一体なんだ?と思っているうちに麺が終わってしまった。
不思議な体験をした夜だった。

ナバホホワイトにて
キングオブパスタに行ったよ
18店舗中15店舗にありつくことが出来た。どれも美味しい!
全店舗100美味しかったけども、一店舗だけ150を出してるような気がしたので、最終的にそこに投票したら優勝していた。
ソリッソおめでとう。ソリッソの店舗でもう一度食べられるらしいのでぜひ行ってみたい。予約がいっぱいらしいのでブームが落ち着いたら…
東京のラーメンで2年連続ナンバーワンを取った店舗に行けた!
ダイニングバーみたいに見た目の外観とミスマッチな自家製の製麺所が同時に存在してるのに、なんとなくオシャレに見えてくるのは店の雰囲気づくりの賜物かも。
寿司屋のカウンターみたいな作りで動線がしっかりしてたな〜
味に圧倒された。個々の具材のパワーが強すぎる。かと行って主張しすぎず、麺とスープに的確なパスを回している。
一番驚いたのはチャーシューが牛肉だったこと。
程よくレアで薄切りでも厚切りでもない「チャーシュー」でいた牛肉はスープとマリアージュするためにそこにいた。
ラーメン一杯の中にペアリングが幾つも仕掛けてあった。
これが東京ラーメンか
ミニ和牛丼も食べた。口の中でとろけるって本当だったんだね…

MENSHOにて
東京ソラマチの中にある、立ち食い形式で梅干しの試食、購入ができ、10種類の厳選した梅干しから3つを選んでお茶やお酒を飲んだりできる嬉しすぎるお店。お茶漬けとかもあった。
ここはヤバい。私は市販の梅干しが食べられなくなってしまった。梅干しの「格」を見せつけられた。それぞれが確実に美味しい
自分が選んだのはオリーブオイル、燻製、三年梅(3年間つけた梅干し)
本当にヤバい。こんなものあってはならないくらいの衝撃だった
こればっかりは実際に食べてもらわないと分からないと思う。梅干しのイメージが一瞬で覆される瞬間が一番気持ちいいかも。
こればかり買ってたら舌が肥えて何も食べられなくなりそうなんで程々に通販で購入したい。

立ち食い梅干し屋にて


横浜のラー博に行った!
ラーメンの歴史資料館だったりレトロすぎる館内、キモい夕焼けの色に圧倒されていたけれど、まさかラーメンの味にも圧倒されるとは思わなかった。正直ラー博は名店の味を再現したレプリカが食べられるところだと思っていたので味にはそこまで期待していなかったが、おいしい、おいしい。おいしい〜
写真は北海道利尻島の日本最北端にあるラーメン屋、味楽の焼き醤油ラーメン。
こいつ焼き醤油がメインじゃない。昆布。ひたすらに昆布。味の深さの底が見えない。ただ昆布でだしをとってもこうはならないはず。どれだけの量、時間をかけた出汁なんだろう。ため息が出るほどの美味しさ。日本最北端になんでわざわざ行けるわけが無いのでこの1杯に出会わせてくれたラー博には感謝しないといけない。
昼休憩でラー博に来ているビジネスパーソンが結構いたので心底羨ましかった。

ラーメン博物館にて
昼下がり、鎌倉のきらびやかな海を背にして食べる定食は豪勢にも名産全部のせ。
しらす丼とポン酢卵黄を合わせた先味濃厚後味さっぱりのご飯は大盛りにすれば良かったという後悔さえ生ませるほどにうまい。まぐろレアかつもきっと無限に食べられるだろうしトンテキにジャパンマスタードがベストマッチしてご飯がさらに進む。
地元野菜の漬物やかき揚げも甘さが感じられて多幸感滲み出たりする。かき揚げがさっくりしているのにもっちりしていたんだ。かき揚げの正体を浜辺で追い続ける妄想をしていたらいつの間にか完食していた。
旅路のご飯は一期一会なので、また行きたい、が叶わないことは知っている。けれどもこの瞬間を、この味をふとした時に思い出すんだろうと思う。

海沿いのキコリ食堂にて



終わりでーす

振り返ると写真に収めてないやつが多い。美味しいガレットだったり戸隠で本格的そばを食べたりしたはずなのに…
結構小さな旅行に行っている気がする。コロナ禍の反動でCoCo1年は外食が多くなっている。
あっさりしたものが好きになってきているし多分二郎系とかはもう食べないだろうなと思う。
でももうちょっと、ラーメンを好きでいさせて欲しい。もう30年くらいは。

来年もよい年でありますように〜

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