「目には見えないけれど大切なもの」 劣等感くん
私のなかに住んでいる劣等感くんは、いつもいつも泣いていました。
ところが、ある日、みんなに注目され、ほめらたのです!
劣等感くんは、うれしくなりました。
劣等感くんは、ずっと「まん丸」に憧れていました。
「完璧な『まん丸』になったら、
もう惨めな気持ちにはなるまい。
もう泣いて暮らさなくてもいい」
と、信じていたのです。
注目されるように、ほめられるように、
劣等感くんは、がんばり始めました。
そして、別の日、感謝されたのです!
「ありがとう!助かったよ!」
と言われ、
うれしくなった劣等感くんが頭に手をやると、
またまた埋まったような気がしました。
注目されるように、
ほめられるように、
そして、感謝されるように、
劣等感くんは、猛烈にがんばります。
しかし、いつもうまくいくわけはありません・・・
「それイマイチだね!」
と、低評価を受ける日もあれば、
「それ要らないよ!」と、
断られることもあります。
疲れ果てがっかりした劣等感くん・・・
頭に手をやると、
欠けたところはちっとも埋まっていなかったのです!
なんと!
劣等感くんが気にいっていた薬は、
ニセモノだったのです!
では、本物の薬とは?
くわしく解説します。
1. 劣等感くんが泣いていることに気がつこう!
もし、泣いている劣等感くんを発見したら、
「君はそのままでいいんだよ。何にもしなくていいんだよ」
と、言ってあげます。
2. 大切なエネルギーの使い方を見直そう!
注目/賞賛/感謝など人から何かをもらうためにでなく、
自分がやりたかったことにエネルギーを注ぐ。
これが健康なエネルギーの使い方です。
3. 得意や才能を使い伸ばそう!
自分が持っている良いものをどんどん使います。
(欠けているところをまん丸にしたいところだけど・・・)
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