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「目には見えないけれど大切なもの」不安の正体ー不安はわたあめに似ている


ほんのスプーン1杯のお砂糖が、大きくふくらんで「わたあめ」になる。

「不安」は、わたあめに似ている。ほんの小さなことがすぐに大きくふくらむ。

たとえば、明日テストだったのに、すっかり忘れていたとする。

「ヤベェ、0点!」

「どうしよう・・・」
と。考え始めると、考えが考えを呼んで、また別の考えに至る。
「あぁ、そういえば・・・」
と、何かを思い出すと、考えは枝分かれする。そして、そこで膨らむ。

そうしているうちに、何が問題だったのか、わからなくなる。

不安は大きなかたまりになる。わたあめのような甘さや軽さはなくなり、湿り気を含んだ重い雲のようになり、頭に肩にのしかかる。息は苦しいし、肩も凝る。

そうなったら、
「そもそも、問題は何だったんだっけ?」
と、自分に突っ込もう!
よけいな考えや想像は、全部捨てよう!

今取り組むべきことは、明日のテストの対策だ。
(不安に押しつぶされている暇があったら、少しでもやろう!)


いつも、不安の塊に悩まされているなら、

自分の「不安」が、いったい何を恐れているのか?
を調べてみよう!
自分の考えや想像はどんな内容なのか、どんな言葉を使っているのか、客観的に観察してみよう。

「こんな成績が悪かったら、将来ホームレスだよ~」なんて突拍子もないことを考えていたり、
「お前は本当に何をやってもダメだ」なんてすごく意地悪な言葉を使っていたりするかもしれない。

自分の変なところに気がついたら、笑える!

「自分がこだわっていることを
客観的に見て
笑ってしまおう」
という療法です。


【おまけ】

「考えが次から次へと浮かんできて、邪魔をするぅ」とき、
考えをそのまま書き出す。ノートに言葉として固定された瞬間、もうそれ以上ふくらんだり、次の考えを連れてきたりできなくなる。

重かった不安が実は、ちっちゃかったと気がついて、また笑っちゃうかもしれません!


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