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アタックの抜粋

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アタックというマガジンとういか、自分がおもいついた事を発表する私発信媒体とういシリーズをやっていて、大体が詩を書いてコピーしてホッチキスでとじて友達に送ったり、おいてくれるとこに… もっと読む
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2019年8月の記事一覧

ノスタルジー

思い出す事はほんのささいな事で

いつまでもくすくすと笑えるような事

小さな動物を手の平にのせた時は

やっぱりあれは胸の中が温かくなった

それでもいつか面倒臭くなって

死なせてしまって

死んだ時にしばらく泣くのだが

しばらくしたら忘れてしまうもの

時々は思い出し

それが時々々になって

そしていつかまた

そんな事あったなと思い出す

わずかになった記憶に集中して

思い出して涙ポ

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無題

かわり続ける景色の中の

移ろいゆく季節の中で

一つの命が

もう駄目かと思われた

あなたのその優しさは

見向きもされず宙を漂っているけれど

あなたは今もそうやって

そうしている

無題

ありふれた情報は

どうでも良い事が多かった

簡単にどうでも良い事が攻めてきた

誰だか分からない奴に責められた

おいお前は

やいお前は

一時の快楽の為に

激しく人を罵るお前は

実際目の前で叫ぶでも無く

内に内に

良いですよ

責めてくれ

お前のその

下らない人生の一部に

そうして

そうして僕らは

地下鉄に乗る訳だけれど

また人と人は擦れ違う

肩がぶつかって

いらい

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君は

平気でひどい事を言うなぁ君は

君は平気で空飛んでどっか行っちゃって

あららもう戻って来ない

平気で飛んで行きたいな僕も

平気で毎日生きていこう

何が起きてもへっちゃらだよって

こんな世の中でもへっちゃらだよ

どんな世の中なんだよ

どんな世の中だ君にとって

俺がちょっと見ただけのこの世の中は

へっちゃらだよ

駄菓子屋

虫が飛んでいる

小学生の頭の上で

細かい虫がたくさん飛んでいる

似ている

似ている

駄菓子屋のおばあさんが

足を引きずって奥から出て来る

登場までに時間がかかったので

早い子は百円分決め終えている

似ている

ボブサップの試合に似ている

一人が棚の影になる所で

お菓子を触っている時

店の空気がピリッとなる

それはあんまり無い

駄菓子屋は今日もいろいろな事を教えてくれる

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