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幼なじみは私の金銭感覚を狂わせる。

先月、記念すべき幼なじみの誕生日に備えてプレゼントを探していた。近所の雑貨屋さんと数駅離れたデパートにも行ったが彼女に渡したいものが見つからなかった。現物を手に取って選べないのは辛いが、ここはインターネットに頼るしかない。とにかく年に一回だけのスペシャルイベントなので妥協はできないのだ。

さすがインターネットはなんでもある。彼女に似合うアクセサリーもすぐに見つかった。これにしよう。そう思ったけれど画面の右側、関連商品にはちょっぴりお値段が高そうなものが並んでいる。
(…こっちのほうがかわいいな)
よっしゃ。やっぱりこっちにしよう。これは絶対似合う。
ポチってしまった。予算1000円オーバーしたけれど大満足だ。

私はファッションとかコスメに興味ないし、とにかくお金を使いたくない性格だ。そもそもお金も持っていないし。欲しいものはだいたいメルカリで中古探すし、好きなマンガも単行本の中古が出るまで待つ。ゲームも好きだけど実況見て満足してしまう。とにかく経済の歯車にならない人間だ。
幼なじみは正反対で、ファッション&メイク大好きだし、週刊雑誌買ってるし最新のゲーム機を持っている。私から見ると購買意欲がすごい子だ。

「金銭感覚そこまで違うと遊ぶの辛くない?」
他の友達にそう聞かれたことがあるが、全く辛くない。
なぜなら彼女と遊ぶとき私の金銭感覚は狂ってしまうからだ。
彼女といる時間が楽しすぎて、日頃私の頭を占めている節約モードが一気に解除される。
彼女とならちょっと高めのランチ行っちゃうし、ゲーセンで無駄遣いしちゃうし、せっかくだからプリ何枚も撮ろう。こういうの全然苦じゃなくて、むしろ一緒にいるこの時間にお金を使いたいという考えまで出てくる。

彼女へのプレゼントを買ってるときに思った。自分のためにこんな高いアクセサリー買わないし、ほかの人にも買わない。
喜んでもらいたいっていう感情ってこんなに人を変えるんだ。
私は彼女のこと大好きなんだ。金銭感覚を狂わせる理由はそういう友情パワーが発動するからだ。そしてそういう相手に出会えたことは幸せだ。

ちなみに、彼女は私の性格をよく知っているので、遊びに行くときはお金がかからないようにこちらの価値観に合わせてくれることが多々ある。

「昼はフードコートにしよ。コンビニでもいいし。座って話せるところならどこでも。」


お互いの価値観をいい感じに譲り合う関係なのだ。
私たちは、二人でいるとちょうどいい感じになる。

#雑記 #幼なじみ #プレゼント #価値観

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