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ドライマウスと漢方薬

以前のブログで書いたように、私のドライマウスはイソジンうがい薬を毎日使ったことにより、何か甲状腺ホルモンに異常が起きて発症した可能性があある。内科医には「そのうち治りますよ」、と言われたが、、イソジンをやめてから5か月たつが、まだ治った感じはしない。

ドライマウスの症状を緩和してくれる唾液分泌促進薬は、シェーグレン症候群のみ適用の唾液分泌促進薬があるようだ。

MSDマニュアル家庭版によると、

唾液の分泌を増やす薬には、セビメリンやピロカルピンなどがあります。セビメリンの主な副作用は吐き気です。ピロカルピンの主な副作用としては、発汗、紅潮、大量の薄い尿(多尿)などがあります。


とのこと。ただ、日本ではシェーグレン症候群ではないドライマウスでは処方はされないようだ。それ以外のドライマウスには漢方薬が処方されることもある模様。

中川駅前歯科医院のサイトによると、

最も使用される漢方薬は、白虎加人参湯と麦門冬湯です。その他、五苓散、十全大補湯などが使用されます。唾液分泌促進薬に比べると、副作用が少ないのが特徴です。


とのこと。中でも「麦門冬湯」はネットで確認できた論文で効果が確認できたので、一番最初に購入した漢方薬で、1か月くらいは飲んだと思う。

シェーグレン症候群の唾液分泌障害に対する麦門冬湯の効果

口腔乾燥症に対す る麦門冬湯の臨床効果

【第2類医薬品】ツムラ漢方麦門冬湯エキス顆粒 48包


論文の結果のとおり、確かに口は多少潤う感じはあったが、ネバネバと潤う感じだった。それもそのはず、この漢方薬で分泌される唾液は舌下腺からのネバネバ唾液らしい。

主治医にこの薬を飲んでいることを告げたところ、


主治医:この薬はおばあちゃんとか体力のない人に処方する薬だから、あなたには合わないです。余計なことはしない方がいいですよ。


と言われたので、すぐに服用を中止した。


ところで、私はとてもむくみやすい体質だ。舌痛症を発症して気づいたのだが、私の舌はとてもむくんでいて、こんな風に歯形がついている。

舌痛症がひどい時は、へこんだところに歯が当たるたびにジーンと痛んだ。イトリゾールの治療が奏功したおかげで、今では歯が当たっても違和感があるくらいで、痛いというほどではなくなった。


むくみが酷いタイプのドライマウスには五苓散がいいらしい。主治医に相談したところ、すぐに処方してくれた。保険が効くと1か月分で1100円くらいだった。

【第2類医薬品】ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒 48包


漢方薬にしては珍しく、この薬の効果はてきめんで、一人でいるときにはサラサラとした唾液で口の中が潤ってくれる。ただ、薬の効果はあまり強くないらしく、仕事でもプライベートでも人と会って話していたりすると緊張感は多少高まるらしく、そうなると口が渇いてくる。

それでも、一人でいるときだけでも潤う時間はありがたいから、重宝している。手足のむくみや、ドライマウスと同時に発症したドライアイも、この薬のおかげで少し調子いいのもうれしい。


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