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あの頃のキラキラInstagramはもうない

大学時代に、Instagramをやっていた。
遊びに行く度、ご飯を食べる度、
スマホを手に取り
ストーリーを撮って思い出を共有した。
フォロワー400人程度で
一枚投稿すればいいね100は軽く超えた。
それが普通だった。
20歳の自分は、肌も髪も綺麗でスタイルも良くてどの写真も映えてモデルみたいだった。
今でも、たまに20歳の写真を見返してしまう。
(過去を美化しているかもしれない)

でも、あまり仲良くない友人から
「インスタすごいよね」とか冷やかしを受けたり
「インスタで〜〜」
と噂話されるのは大嫌いだった。
直接会ってインスタの話をされるのも、
何だか恥ずかしくて嫌だった。

就活で病んでいた頃に、キラキラInstagramは
アカウントごと消してしまった。顔見知り程度の人と繋がる必要はない、とその時はその時なりに考えたのだと思う。
朝になればInstagramを開くというのに。
何回も、アカウントを作っては消して作っては消して作った。Instagramを中心に、自分の生活が回っていた、なんて。消してから分かったことだ。

今だってInstagramのない日常は考えられない。
好きなモデルやアイドルの投稿や、仲の良い友人の投稿を見る。
でもふと、あの頃のキラキラInstagramを思い出してしまう。あのInstagramを消した事は、
一瞬の勇気、一生の後悔だ。勿体無いことをした。見せかけのつながりだったけど、本当の友達ではないけど400人中100人がいいねしてくれるページだった。あの頃のキラキラInstagramはもうない。

食べ物を投稿するアカウントはあるけれど、
やっぱり自分や友達を載せたいなと思う。それが
かけがえのない思い出で、それを紡いだページを見るのが好きだから。
破壊的で刹那的な行動は、もうしないと決めた。
未来の自分が後悔しないような選択と行動をしていきたいと思う。

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