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改善力がない人は分析が下手

改善力強者と弱者

こんにちは!!kurumi(くるみ)です!

研究室での定例会や塾での個別指導において、直面する課題は異なりますが改善力には明確な差が出ていると実感しています。

研究室では、教授の手を借りないと問題から脱出できない同期や先輩を毎週観測しています。
塾では、自力で解決してどんどん進められる子と、先生に質問しないと解決できない子の二種類がいます。生徒だけではなく、アルバイトの大学生も改善力の差が明確にあると感じます。

改善能力が高いということは自分の強みであり、自分の市場価値を高めることにもつながると思います!

巷には、PDCAサイクルやKPT,YWTなど振り返りのツールは用意されているものの、各項目についてノウハウが必要だと思います。
事実そのようなフォーマットを導入しても、ただ与えられた枠に文字を入力するだけの思考停止タイプが多いと実感しています。

塾講師はそういった思考停止タイプにも関わり続けなければなりませんので、私なりのアイデアを綴ってみました!

なぜ改善力が低い

表面的な問題に対しての改善策になっている

一番多い原因としては、フォーマットを埋めることが目的になってしまっていることがあげられます。
ただ埋めるだけだと、真っ先に思い付いた一番外側の表面の問題に対しての改善策を埋めることになります。
要するに根本の問題に対してメスが入っていないために、改善策の効力が薄くなります。
ただ改善策は実施しているため、意識が低い人に限って、やっているの改善していないとモチベーションがなくなったなど言い出します。

例)
問題:面倒になっちゃって宿題をやって来れなかった。
改善策:やるしかないんだから、頑張ってやる!

これだと問題が解決する気はしません。
このレベルの例だと誰が見ても解決しないことは明白ですが、このようなレベルの改善策を提示する人がたくさんいるから驚きです。

根本にある問題を見つけていない

結局は根本になる問題を見つけないことには、問題は解決されません。
先の例を用いれば、なぜ宿題をやるのが面倒になってしまったのかを発見する必要があります。
面倒になった理由はなんなのか。あるいは「面倒になった」と本当の真意を隠している可能性もあります。

わからない問題がいっぱいあったのか、スマホに夢中になってしまったのか、体調がわるかったのか、恋人に振られてしまったのか

根本にある問題が見つかれば、より具体的な改善策を立てることができます!

例)
問題:スマホに夢中になってしまった。
改善策:勉強をする時には電源をオフにして、勉強する部屋とは別の部屋に置いておく

同じ問題でも改善策の具体性を高めることができました!


改善策の引き出しが少ない

改善策はその場で閃いて実行に移すことはなかなか難しいことです。
つまり、過去に実行した改善策に対して効果があったのか分析・振り返りを行わないと、実行力のある改善策をストックすることができず、毎回とんちんかんな思い付きに頼らなければならなくなります。

改善力は過去の経験に依存する要素が大きいと思います。改善策はある種モグラ叩きのようなもので、同じような問題に対して流用することも可能です。

加えて、1つ芯のある改善策を持てるようになると、改善策の良し悪しを判断することができるようになり、改善力をより強化することができます!
つまり改善力が低さは、問題に対しての分析が甘さに左右されるわけです!


分析力を上げるために

ではどのように分析力を向上させるのか。

分析材料をひたすら集めるのみ

まず一つに分析に使用する材料が少ない状態で分析をしていることがあります。
問題の根元を見つけたいのに、枝葉数枚だけを見ていても見つかるはずがないです。

まずは、分析をするための材料を集めることを最初にやるべきです!
間違っていることを恐れずに、まずは「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」をそれぞれフォーマット関係なしに書き出してみましょう!

すると「何がうまくいかなかった」のかと同時に「何はうまくいった」のかがわかります。

「何がうまくいかなかった」を深掘りすることで、根本の原因が見えてくる。
「何はうまくいった」を深掘りすることで、成功体験をストックすることができる。

分析が上手になれば、おのずと改善策が決まる。
改善策が難しいのではなく、分析が難しい!それが理解できるだけでも改善力が向上する!


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