すべり座りが普通になっていませんか？

車椅子で多く見かけるすべり座り。
すべり座りとは、お尻が奥まで入っていないために骨盤が不安定な状態にある状態です。

現場にいる介護職の方などには、見慣れている方もいるのではないでしょうか。

すべり座りって何？

このすべり座り、実はありとあらゆる二次障害の原因となりうる姿勢なのです。
特に、床ずれリスクの高さや、猫背の進行については危機的状態にあるといえます。他にも腰〜頭の痛み、飲み込みにくさ、上肢の動かしにくさ、疲れやすさ、などなど。

自分でできることがどんどん減っていく。そんな姿勢ともいえます。

そして、すべり座りは、転落の途中という見方もできます。
外見上、安定して座っているように見えているかもしれません。しかし、お尻を前に出したまま背もたれに寄りかかると、お尻には前方に滑ろうとする力がかかり続けています。その力が仙骨の床ずれを作りますし、ちょっとしたきっかけで車椅子から転落させてしまうのです。

すべり座りの原因は1つじゃない

同じように見えても、すべり座りにはいくつもの種類があり、理由も様々です。

股関節が90度曲がらないために、骨盤から曲げることで座っている方。
お尻を前に出すことで、背もたれにもたれかかり姿勢を安定させようとする方。
円背（猫背）のために、背もたれが邪魔をしてお尻が奥まで入らない方。
車椅子が体に対して大きすぎて、奥までお尻が入らない方。

すべり座りになる理由によって、改善の方法も変わってきます。

姿勢とリスクを見抜けるセミナー

介護現場には、様々なリスクがあふれています。現場で働く多くの方が、リスクを知らないままに介護をしています。それが利用者さんの状態の悪化や、時として事故にも繋がっています。

そのような無防備な状態から卒業しませんか。

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目の前にいる利用者さんを守るために。ご興味がある方はご参加ください。

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