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ピンチの短期VSチャンスの長期

CPIが予想より上振れたことで、相場は大荒れ模様の展開に。

もうダメだ、投資に向いてない…と思った人も多いと思います。

一方で、チャンス到来!と感じている人もいると思います。

この差は何か?答えの一つに

時間軸

が挙げられます。今回は、時間軸を中心にお話をします。


短期はピンチ?

CPIからもわかるように、短期、つまり目先の予想と実際の数字がピッタリ一致することは稀です。予想で折り込み、少しでも外れれば逆方向に大幅に動く。これは相場ではよくあることです。

まず第一に、CPI・雇用統計などの重要指数の直前のみや、FOMC前などの短期間の間で投資をすべきではないです。基本的に【あたりorはずれ】しかなく、カジノのルーレットの【赤or黒】とやっていることは大差がないからです。

投資で負ける人は、このタラレバで取り返そう、儲けようという意思気が強いです。

短期的に儲かっても、最終的には負ける人がほとんどです。

2022年9月現在、短期目線でインフレがどこで収まるかは正直分かりません。分からないから予想をする。予想は市場に織り込まれているので、当たっても大きくは動きません。一方で、外れた場合は逆方向に大きくブレます。

12月くらいまでは、出てくる数字に一喜一憂する相場が継続するのかな?と思っています。つまり、短期だと全く予想できない、デンジャラスな相場展開になると予想しています。

そのような不透明な相場環境は、ピンチとしかいいようがありません。これを理解した上で投資をするならまだしも、理解せずに投資をして、才能がない…というのはやめましょう。まずは、短期は難しい。これを理解することが大切です。

長期はチャンス!?

一方で、長期目線で見ると最安値近辺の相場であると考えています。大切なのは、最安値ではなく、最安値近辺という考え方。将来的に増えていればOKという考え方ができるのかが重要です。

各国がインフレ抑制のために金融引き締めを急いでいますが、これはそうしないと長期で悪い相場環境になるから。つまり、今回の過度な引き締めは、悪い相場環境を短期で終わらせよう!そのための荒療治なわけです。

荒療治がおわれば、逆風の環境が無風になり、その後適度な経済成長に向かうことになります。つまり、長い目線で見た場合、荒療治終了以降は過去を反省した緩やかな上昇相場が来ることが予想されます。

いつですか??それは分かりません。分からないから長期目線で仕込むしかない!と考えてください。

プロでも難しい短期売買

世界で有名な投資家を見てみましょう。
ウォーレン•バフェット
フィリップ•フィッシャー
ピーター・リンチ
ベンジャミン・グレアム
共通することは長期目線ということです。

アリババ株で大成功した孫正義氏も長期目線です。一方で、ソフトバンクビジョンファンドは短期ではボロボロです。いかに短期が難しいかがわかります。

もちろん、短期目線の著名投資家もいます。
ジョージ•ソロス
ジェシー•リバモア
共通することは、しっかりと調査をして仕掛けるということ。適当ではなく、調査ゆえに確信をもって短期で仕掛けているわけです。短期で成功するためには、緻密な調査が必要ということになります。

著名投資家の生涯本ほど参考になる投資本はありません。ぜひ一読してみてはいかがでしょうか?

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