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尽くす女はモテるらしい(無理) 〜日常会話での違和感の話〜

どうも、実は古着屋アルバイターのまどかです。
今日はいつも来てくれるおしゃべりなおばちゃんとの話。
長いよ〜〜〜〜。

私がバイトしている古着屋って『子持ちのママさん〜ご年配の方』をターゲットにしてる郊外にあるお店なんですけど、
そこによくいらっしゃるおばちゃんがいるのね?

おしゃべりなおばちゃんで、たまに手作りの差し入れなんかも持ってきてくれて。
毎回「あんた綺麗になったね〜」とか言ってくれる、典型的な優しいおばちゃんタイプ。

そんなおばちゃん、今日来店してきてお話ししてた時にちょろちょろ〜〜〜〜っと違和感を感じて☆
そのお話しでございます。


①服装に対するコメント

今日私が着ていた服装:ピンクのプリーツスカート、黒のチョーカー風に首元が一部空いてるニット(両肩に少しスリットが入ったもの)、髪の毛にスカーフ、足元はゴツめのブーツ。
まぁ普通ですわ。

トップスは画像だとこんな感じ

チョーカーニット

来店して一言目「肩出しちゃいかんよ」
もうこれを滞在時間中ずっと言われる、コンスタントに。


ん?ん〜〜〜?σ(^_^ ;)
まぁ別に良いんだけど。うんうん。
露出を嫌がるご年配の方多いし、うんうん。まぁええわ。


②会話内容の違和感

おしゃべりなおばちゃん、かなり服好きで誰かとお喋りしてたいタイプなので、店長がいなかった今日は私が対応。

対応中まぁ日本製品にこだわるこだわる。

まぁこれもええわ。
日本製品はしっかりしてるところは確かにしっかりしてるし、
それ基準でお洋服買う人も多いし、うんうん。

自分が気に入ったニットは全部日本製品だ!とキャピついている。
良い。おばちゃん可愛い。よかったねよかったね^^という心境。

ただこれを1時間やられると辛い。

別に他国の製品でも良いものは良いのである。
「中国製品が〜〜〜」という話をずっとされるのは正直きつい。
国名出してディスんなディスんなσ(^_^; )
わし中国人だったどうすんねん(現に私は他国とのミックスである。国のせいで一個人が攻撃されてる気分になるの、わかる?)

まぁええけど。ええけどな。

私は黒い服が大好き(またいつか書くが魔女になりたいタイプの女である)。おばちゃんは黒い服は嫌いらしい。
おばちゃんはあんま柄が入った服も嫌いらしい。ふむふむ。
白黒以外の服、ベージュの服が好きらしい。ふむふむ。

おばちゃんは個性的な服が好きだそうで、自称おしゃれさんだ。
いつも素敵な帽子をかぶって配色も素敵だ。

好みに合わせてこれどうですか〜と持っていった製品を尽く否定されるのは店員としては辛い。
「あんた若いから良いけどおばちゃんは着れへんがな〜」って言ってるニット
さっきおばちゃんが買いたいって言ってたニットなんやけどな、うん。

まぁそれもええわ。好みの問題だもんね。
多分おばちゃんは「私が見つけたこの服!素敵でしょ〜!」と言いたいタイプなんだろう。うんうん。
まぁわかるわ。


そこから会話は私の彼氏の話に。
他の記事にも書いたけど私には彼氏がいない。
今までの経験があって絶賛彼氏いらねぇ〜〜〜期である。
ついでに結婚も2021年1月現在 全く願望はない。

まぁそれを尽く否定される。
それに追加して今日最大の違和感「女らしい女が減ったでいかんわ!」発言

その日1日の違和感が積み重なり、最後にその発言で私はメンタルが疲弊してしまった。

おばちゃんは「尽くすタイプ、尽くしたいタイプ」らしい。
だから若い頃モテたんよ〜〜あんたも女らしくせな!尽くしたい女はモテるで!と軽くお説教タイム。
超苦しい。めちゃくちゃ疲れた。接客やめて山に帰りたい。

省略するが、そこから毎日5時起きで旦那さんにお弁当を(”楽しんで”)作っている話、
よく聞く出来の良い息子さんの話、出来の悪い嫁さんの話のオンパレード。
”モテるために”尽くさなければならない持論の話。
「人を喜ばせるのやめたいわ〜 だって私がどんだけ頑張ってもみんな好意を取っていくだけじゃんね!」
「でも喜ぶ顔みたいから頑張っちゃうのよ〜」


再三言うが私はもう山に帰りたい。帰らせて。


おばちゃんも搾取されてる自覚あんなら”女だから”っていう理由で頑張らなくても良いのよ!
あなたが頑張らなくても誰も死なないから!



フェミニズムの勉強をしていて”女から女への制圧の受け継ぎ”という問題を学んだ。これ部活内カーストとかでもあるよね。

無意識なんだろうけど「私たちはこんなに頑張ったんだから、下の世代もやらなきゃおかしい」っていう無意識の被害者が無意識の加害者になってるやつ。
暴力といじめっていうなかなかなタイトルの授業でもやったわ。
ありがとう大学、アイラブ大学の授業。

自尊心を習得し、世間体がどうでもよくなったばかりの自尊心歴赤ちゃんとしては
本当に世界がおかしいだけなんだけどまじおばちゃん可哀想になってきちゃってばーーーーーか疲れた。

可哀想って言うのもおかしいんだけどね、私はどの立場からモノ言ってんだっていう〜

前にちょろ〜っと記事に書いた気がするが女は男の母親ではない。
尽くしてpamperする(すまん日本語がでてこない)存在でもない。
男も赤ちゃんじゃないんだから.... 何歳まで母親必要なんだよ........

これって多分世界がおかしいんだよね。
男をなんだと思ってんだ、失礼だろ。ぐらいに私は思っている。

まとまりもくそもないけど、本当に違和感の積み重なりでめちゃくちゃ疲れた。
どうなってんだよ2021年、ほんま勘弁してや〜〜〜


最後の最後、おばちゃん帰る前に就職とコロナの話になって
(私は絶賛就活生である。まじしんどい社会人になりたくない)

なんか英語がどうこうの話から私がミックスだよ〜っていう話がでて
(この時点で社員さんとおばちゃんと3人で話している)

「あんたハーフに見えないね!言われてみればそういう顔してるね!」
これは全然大丈夫、自覚あるし英語話すとびっくりされてきた人生なので。
全く違和感も感じないし、不快にも全くならない。

ただそこからおばちゃんが若い頃混血だろ〜って必ず言われてきた!という謎トークに発展。

あんた見えないけど私は若い頃からヨーロッパの血がうんたらかんたら、
混血うんたらかんたら。

どうしよう。
1時間の接客で疲弊した挙句、さらに血の話せなかんのか。

ここでなぜ私がさらに疲弊したかと言うと、日本はヨーロッパ(白人)ハーフを持ち上げすぎる傾向があることを22年間ずっと実感して生きてきた身であるからである。

やっと、やっっっと話を逸らせて、退店直前。
「あんたそんな肩出して〜〜女の子がそんなんじゃいかんよ!またくるわ!じゃあね!」



こちとら”女”の話で鳩尾を100発入れられ、退店直前に服装と”ハーフ”の話でアッパーを入れられた気分である。もう山に・・・(以下略)



自身(私)の服装の否定、尽くす女であることが”女として”最上であり、ヨーロッパのミックスだと言われるという”自慢”話

やっぱキリスト誕生から2021年経っても女として生きるのツッラ〜〜〜〜!
(ところでなんで白人ミックスだとこんなにも持ち上げられるんだろう・・謎・・・)(白人ぽい!というのが褒め言葉になるの 𝓦𝓱𝔂?)

こういう日々の違和感の積み重ねで私は疲弊してしまった。
いつか書くけどインターン先でも話聞いて、インターンして、
体調崩すぐらい違和感が積み重なって

わたし赤ちゃんだから死んじゃうぞ!という心境である。


まとまりもないしただ文字起こししただけだけども
こういう違和感を下の世代の子たちが感じないような世界に変わっていくのかなぁ。
変わっていったらいいなぁ。変えなきゃなぁ。という感想でございます。


おしまい。

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