三種の神器の草薙の剣が奉納されている格式高き『熱田神宮』【新幹線で名古屋 女ひとり旅#3】
名古屋駅に戻ってきました。
これから東海道線に乗って熱田に向かいます。
名古屋駅からは3駅、10分弱で到着予定です。JR熱田駅に到着しました。
実は熱田神宮は、名駅神宮前駅の方が近いのですが、何も考えずにJRの改札に入ってしまったので少しばかり歩きます。
こちらの地図の通り、駅から近い門は東門ですが、せっかくなので、正門から入っていこうと思います。
さて、熱田神宮ですが、ご祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)で、三種の神器である草薙の剣が奉納(ほうのう)されている格式の高い神社です。
三種の神器の起源については、日本神話が書かれている日本書紀や古事記に記載があり、八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の3つのことです。
古事記によると天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟・スサノオがヤマタノオロチを切った時に出てきた剣が草薙剣です。
手に入れた剣は素晴らしい剣だったため、スサノオは姉の天照大御神へおくり、天照大御神が皇の先祖の神である、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を日本の地へ降臨(天孫降臨)させる際に、三種の神器を持たせたと伝えられています。
草薙剣には実物と形代があり、実物はここ熱田神宮にあります。形代は壇ノ浦の戦いで、安徳天皇とともに沈んだ後、回収ができませんでした。その後、時代を経て、伊勢神宮から献上された剣を草薙剣としたのだそうです。
なお、三種の神器の八咫鏡(やたのかがみ)は伊勢神宮、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は皇居にそれぞれ奉納されています。
それではお参りしたいと思います。こちらが本殿です。
熱田神宮には、知る人ぞ知る、「こころの小径」というものがあります。
熱田神宮でも特別に厳かな空気が漂う神域です。数々の神話や伝説が発祥した社を通り、熱田大神の荒魂を祀る一之御崎神社(いちのみさきじんじゃ)に至ります。
この石に3回泉の水をかけると、願いが叶い、この水で顔を洗うと世界三大美人の楊貴妃のようになれるそうです。
小径は木陰になっていて歩くのはとっても気持ちいいです。
小径の終点が、この奥にある一之御崎神社(いちのみさきじんじゃ)です。
2012年12月までは、一般公開のされない立ち入り禁止の禁忌(きんき)な場所でした。
本宮に祀られている神剣・草薙の太刀にお宿りする熱田大神の荒魂がお祀りされている場所です。
お参りを終えたので、ランチに向かいます。
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