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秋だけど、紫陽花寺と名高い明月院へ【鎌倉殿の13人ゆかりの地を巡る日帰り旅#4】2022年10月

紫陽花寺と名高い明月院に向かいます。

紫陽花寺と名高い明月院ですが、秋でも美しいと聞いて向かっております。

拝観料:500円。それでは入って行きましょう

明月院は1160年に創建された明月庵が起源です。
その後、鎌倉幕府五代執権の北条時頼が、この地に最明寺を建てました。
のちに、八代執権の北条時宗が、最明寺を前身として禅興寺を創建。その塔頭(たっちゅう)として明月院と改められました。明治初頭に禅興寺は廃絶し、塔頭の明月院だけが残ったものです。

こちらの階段の両脇にはアジサイが連なっています。
花の時期にはさぞかし美しいでしょうね。

さて、本堂にやってきました。

こちらで有名なのが『悟りの窓』です。
心をうつす窓ともいわれる丸い窓で、奥に望む庭園の、季節の情緒が味わえます。

円は、禅宗では悟りや仏性、宇宙などを表し、円窓(えんそう)は、自分の心をうつす窓ともいわれます。
その美しい丸窓は、月をイメージするようにも見えます。

ハイシーズンには、この丸窓の写真を撮る人で、行列ができるそうです。

本堂正面には、須弥山(しゅみせん)をかたどる枯山水庭園もあります。とても美しいですね

こちらにあるのは、北条時頼の公墓所。

北条泰時の孫で鎌倉幕府第5代執権北条時頼の墓です。
北条時頼は鎌倉幕府全盛期、そして実質の鎌倉幕府の為政者である北条家の全盛期の頃の執権として知られています。


『吾妻鏡』によると1256年、時頼が出家の準備のために最明寺を建立したのだそうです。

さて、明「月」院の月の字にちなみ、連想される月うさぎから、うさぎにゆかりのあるお寺となったよう。境内にはうさぎのオブジェも点在しています。

うさぎとかめ

このウサギさんは何を見ているのでしょう。かわいいですね。

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