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ちょっと息抜きのニュージーランド国内旅行その2:クライストチャーチでのんびり

2月28日

前日の夜中に、主催者からイベント中止の決定を知らせるメールが来たので、この日はがっかりしながらも、のんびり起床。手入れの行き届いた庭を眺めながら、トーストとコーヒーの朝食を頂きました。こちらのトーストは、日本のしっとりとか、もっちりといった形容詞をまったく拒否する、薄っぺらくて、カリッとしていて、昔ながらのポンと飛び出るトースターで焼くのが正当派です。慣れると、これはこれで、おいしいです。オーナーの手作りのプラムジャムをたっぷり塗りました。コーヒーは、我が家ではフィルターコーヒーですが、ここでは、備え付けのプランジャー(日本ではフレンチプレスというようです)を使いました。プランジャーでコーヒーを入れると知った時は、紅茶用の道具でコーヒーを入れるのかとびっくりしましたが、コーヒー用に使うのが本来の用途だそうです。フィルターコーヒーに比べると濁るので、なかなかなじめませんでしたが、久しぶりにプランジャーで作ったコーヒーを飲んでみたら、これはこれで、おいしいなあと思った自分にちょっと意外でした。

この日はまず、同じくイベントが中止になって時間が空いていた、地元の知り合い家族とランチをすることに。

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待ち合わせて、ショッピングモールのカフェで食事をしながら、久しぶり(直接会うのは15年ぶり)で積る話を楽しみました。オークランドはレベル3なのでレストランも閉店ですが、オークランド以外はレベル2で、テーブル間の距離を保てば営業が可能です。とはいっても、なんだか、通常どおりという感じでにぎわっていました。私はもりもり野菜を食べたい気分だったので、シーザーサラダにしました。すごくボリュームがあり、受け取った時にずっしりと重みを感じましたが、ちょうどよい味付けで、ほぼ完食しました。後ろには、シェアするために頼んだポテト(Chipsと呼ぶことが多いです)がどさっとあります。こちらでは、ポテトは主食感覚です。しばらく食べていないと、なんだかあのカリッとしたしょっぱい味が恋しくなります。

その後、昨日、準備した物を片付けるために、主催者の家へ再び行き、なんと、友人家族にも手伝ってもらって車から荷物を下ろしました(ありがたや)。人手が多かった分、思ったより早く済みました。その後、みんなでとりとめもなくおしゃべりをして、いったん、宿に帰って、休憩。

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夕食は、主催者の方と「残念会」を近くのタイレストランで開催。夜7時ですが、まだまだ空は明るいです。お店の雰囲気は、落ち着いていて素敵でした。味は…まあまあでした(そして、食べ物の写真がないことに気づく)。キウイの好みに合わせて甘いことが分かっていたので、「Less Sugar」で頼んだのですが、それでも甘くて、パンチがなかったです。でも、きびきびした日本人マネージャーのお陰でサービスは行き届いていて、リラックスした時間を楽しめました。

ただ、この日、ショックなことが判明しました。楽しみにしていた4日目のクライストチャーチ-ピクトンのKiwiRailの電車がキャンセルになったのです。オークランド以外はレベル2だから、ひょっとしたら大丈夫かとほのかな期待を抱いていたのですが、オークランドから出られない人の予約キャンセルなども予測されたのでしょう。

これです、これ。2年前に、オークランド-ウエリントン間の電車に乗って、ワインを昼間から飲んで、チーズプラッターをつまみながら、素晴らしい風景を満喫できたので、この電車もすごく楽しみでした。しかも、実は、去年5月に予約していたのが最初のロックダウンでキャンセルになって、2回目の予約だったのです。仕方がないので、代わりに、クライストチャーチ-ウエリントンのフライトを予約しました。めげずに、いつか、3度目の挑戦をします。

ということで、残念な2日目でしたが、ゆっくり会えるはずがなかった知人に会うという貴重な時間が持てたので、今となっては、これはこれで良かったと思えます。たぶん、イベントが実行されていれば、くたくたになっていたでしょうし。<その3に続く>

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今日(3月12日)からオークランドは警戒レベル1となり、日常生活が戻ってきました。わーい。夕方の犬の散歩で行った近所のビーチにて。いろいろと翻弄される日々が続きますが、今日は、とてもさわやかで、気持ちがいい天気で、穏やかに過ごせたことに感謝です。

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