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真冬のNZから真夏の日本へ行ってきます

南半球のニュージーランドはただいま真冬。私が住むオークランドは、今日は大風、時々大雨、時々ひょう、時々雷、時々晴れという、冬らしい荒れっぷり。

今日は大風でした

このところあせってバラの剪定や草抜きをしているのですが、今日は外に出ることができない天気のお陰で、翻訳の仕事に集中できました。なぜ天気と仕事の合間に庭の手入れをあせってしているかというと、来週から2週間、また日本に行くことを急きょ決めたからです。

6月に母がレビー小脳型認知症と診断され、急激に状態が悪くなっている様子。さらに7月には、昨年アルツハイマー型認知症と診断された父が熱中症+まさかのコロナ感染で入院。

ここまで事態が悪化するとは思わず、11月に帰省する予定でしたが、そうも言ってられない状態に。今回は入院費用の医療保険の申請や実家の庭の手入れの手配など、私ができる面倒ごとをこなしたいと思います。そして家族みんなに笑顔で穏やかな時を過ごせてもらえるように。

とはいえ、これがたやすくないことは明らか。介護を普段していない家族があれこれ口出しするのがどれだけ迷惑か、というのは承知しているつもり。余計な口出しはしないようにしなければ、と戒めています。でも、去年の秋と今年の春の帰省経験から、イライラしたり、衝突したり、悩んだりすることは間違いなし。それでも今回は2週間だけ、なんとか努力したい。努力せねば。

といったことを友人であるNZ人のデビーに愚痴まじりで話したら、「いい考えがある。ナースの経験者を募集して、部屋を提供する代わりに、手伝ってもらったらいい」という提案。ニュージーランドらしい発想だなあ、でも、我が家のメンバーがあかの他人を家に招き入れることは考えられないし、そもそも日本人でこのアイデアを受け入れる人はあまりいないでしょう。文化の違いを改めて感じる発想。デビーは、「だめかなあ、いい考えだと思うけれど」と言っていましたが。

今回の帰省にあたり、なんといっても一番の心配事は、私の体が日本の夏の暑さに耐えられるのかということ。ニュージーランドの夏は暑くても30度、しかもからっとさわやかで、夜には寒いぐらい。真冬のニュージーランドとの温度差は20度以上。自分が倒れないように注意しなければ。

さらに、日本時間の朝4時に家を出て、オークランドー成田ー羽田ー神戸を移動して、夜12時にやっと到着という長い移動も今からゆううつ(実家から近い伊丹空港は夜9時までなので、神戸空港になってしまう)。でも、自由に行き来できる今だからこそ、そしてニュージーランドの家族がみんな元気でいてくれるからこそ、こうやって思い立って行くことができるのだから、感謝と覚悟を携えて、行ってきます!

モクレンも咲いてきました


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