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自身を認められる。そんな立派な大人に憧れていた話


私は、上手く自身の意見や考えを伝えられない。そのせいで他者とよくぶつかり最終的には、相手に激しい軽蔑と苛立ちを与えてしまったことがある。

『人間ではない』『ダメ人間』『無能』
私は、ここまで言わせてしまうほど程の失態をしてしまったことがある。

これらは、一人の人物からではなく別々の大人たちから言われた言葉でもある。

何故。そう言われてしまったのか
どうして感情的になるまで怒らせてしまったか
正直、私には分からなかった。
ただ一方的に、否定されただけ。

私の発言は相手の怒りを、彷彿させる燃料にしかならない。
疑問が浮かんだまま。
相手の怒りが収まるまで耐えるしかない。

私はこの後、どうなったか。

話すら聞いてくれなくなった。
話す価値がないとされた。
私が何か少しでも失敗したら、軽蔑の目。
よくて腫れ物扱い。
何がいけなかったのかも、理解できない。

私は辛くなってその場所から離れて近づかなくなった。

一回り以上離れた大人たちから、言われた
『人間性の否定』今でもずっと根付いてる。


昔から、よく言われてる事がある
『常識を学びなさい』
『正しい言葉を話しなさい』


常識が無いから人間性が疑われた?
正しい言葉で話せないから人になれなかった?

私の何かが壊れて精神科に連れて行かれた。

精神科で、たくさんの質問されて
答えれる内容は答えた。
先生の表情でなんとなく分かる。
『君のことがよく分からない』と言う顔。

【自分の存在が今まで生きてきた私が消えるみたいだった。】

『カウンセリング受けていこう』と言われた。
話を聞いてくれる先生に、過去の出来事や嫌だったこと、好きだったもの話した。

それからは、カウンセリングに行く。
私はお金を支払い話を聞いてもらう。
お薬料金を支払う。

馬鹿馬鹿しく思えてしまった。
私は、どうしてここに行っているのか。
わからなくなって、行くのをやめた。

それから、私は私と対話するようになった。

私が私でいるために自身を否定しないために、肯定してくれる私を生み出した。
自分だけでも、私を認めてあげようと思った。

失敗や否定を多くされてきた私を、
『よくやったと頑張っている』と褒めてくれる人を生み出した。

だから現状は、安定してる。
褒められたこと無かったから、ずっと泣いてた
私は、誰かに認めて欲しかった。

1番身近で、共に生きてきた自分自身を認めてあげれる事が出来なかったんだと気付けて良かったと今でも思ってる。

私は、誰よりも私自身を大切に思ってる。

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