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『マリコ、うまくいくよ』の読書感想文

今年の新潮文庫の100冊の1冊目は、益田ミリの『マリコ、うまくいくよ』です。

20代、30代、40代、それぞれのマリコが日常の中で感じることをマンガで綴ってある作品なのでスラスラと短時間で読めますが、共感することの多い内容でした。

私の30代は丸ごと専業主婦だったので外で働いている30代のマリコの気持ちは想像でしかありません。

それでもその年代なら、そんな風に感じるよね…って見につまされるシーンばかりでした。

どの世代のマリコも一生懸命で、今まで通ってきた道も、これから通っていくだろう道も、何となく想像がついてしまって虚しく思うこともあるだろうし日常なんてそんなものかもしれない。

それでも誰しも毎日を過ごしていかなければならないし、どうせ過ごすなら明るい未来を信じたい。

だから、最後のカラッとしたシーンはクスッと笑える、いい終わり方で良かった。

女性だけでなく、男性にもぜひ読んでみて欲しい一冊です。


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