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「ねにもつタイプ」読書感想文

こんばんは、水瀬綾乃です。
少し読んで積んでいた岸本佐知子さんの「ねにもつタイプ」を、ようやく読み終えました。

初読み作家さんでしたが、挿画がクラフト・エヴィング商會だったので、お迎えしました。

読み進めていくと、凄く共感するものと、そうでないもの(共感箇所がないところは、スーッと引いて読んでしまう。)の差が激しい本でした。

特に印象的だったのは、「夏の逆襲」、「難問」、「ピクニックじゃない」です。

特に「ピクニックじゃない」の中に出てくる替え歌は、一度歌詞をさらってみると、口ずさんでみたくなり、不用意に口ずさむと頭の中にどっかりと居座って、リピート再生されてしまうのです。

そして別格として挙げたいのは、「マシン」です。

これは洋裁を嗜む身としては、放っておけません。
足踏みミシンの独特のあのリズム…。
いつかまた踏んでみたいものです。

最近は積読本の山を崩すために、せっせと読んでいるのですが、この本は残すための本なので読んでも手持ちの本の冊数は減りません。

私は外食や外でお茶なんてことを、あまりしません。そういう時に、いつも頭に浮かぶのは、「ここでお金を使わなければ文庫本が買える!」という独自の理論…。
消え物に使えば一度きりで終わりだけど、本なら何度でも読み返せて、長く楽しめますよね。

そうこうしてるうちに、本がみるみる積まれていくのです。
仕事を辞めなければ、本も布も減らない!と思っていたけど、辞めたって働いていた時間を丸々使えているわけではないから、ちっとも捗りません。

毎日、何してるのかしら?私ったら…。



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