短歌　ひととき

　綱渡るようなる日々よ今日の歌
　　　　　今日の句生まれず月も出ず

　
　一日一句、或いは一首を　目標に励んでいます。
いつの間に人生百年に突入したのかわかりませんが、ともかく　長くなった老いの今日の一日　を愉しむために。
一句も一首も成らぬ日もありますが、
　こんな日は、大好きな碧梧桐を　眺めます。

写真は　碧梧桐展より
　　【こち向かぬ女朝の浴衣の旅やつれする　碧】
　
昨年、個人の蒐集家が　ご自宅を解放しての展示会でした。写真もどうぞということで、数点撮らせて頂きました。碧梧桐の　絵のような伸びやかな筆跡に癒されています。
　一句、一首　成らずとも、俳句に　短歌に
ふれて過ごすひとときは　「また明日へ」　の希望を繫いでくれる　私の大切な習慣です。