短歌　　初蝶

　　初蝶や待っていたよ何処生まれ
　　　　　棲み家教えて花植えに行く

　　初蝶よお前の好きな蜜の花
　　　　　此処よ好きな木もある此処へ

　
　三月の低温のせいでしょうか、桜の開花も遅ければ　蝶の姿もなかなか見えず　もう来ないのかと心配していました。
　十年ほど前になりますが、蝶にはそれぞれ好みの花があり、幼虫が食む木の葉も決まっていると知りました。蝶もまた　簡単に失われてしまう貴重な生き物であることを。