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俳句 腐草為蛍の頃
夕ぐれの路地風鈴が鳴るばかり
蛍袋だれを隠すや釣鐘は
小さな港町の路地は趣きがあり、昼間でも陰はひんやり涼しい。南部鉄の風鈴の音が石畳に落ちる。
向かい合う家の前庭には蛍袋が咲いている。花の株を分け合ったのだろうか。夕暮れに花の白が浮ぶ。かすかに汐の香りがする。
腐草為蛍(ふそうほたるとなる)七十二候
腐った草の間からホタルが現れ始める
頃
写真の絵は筆者によるものです
草に蛍 と ホタルブクロ
七十二候の言葉に絵と俳句を合わせています。
只今29/72)
時々 無性に行きたくなる町があります。
終点の小さな湊町。何があるわけでもないのですが、老舗の醤油店が入り組んだ路地に突如現れたり 現役の渡し舟が、直ぐそこに見える対岸に自転車ごと運んだり。私の癒しスポットですが、ちょっと遠いのが、淋しい。
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