俳句 旧暦 の輪越し祭
旧暦を生きる媼の梅干す手
輪越し祭翁奮闘のち酒杯
私の住む所では 斑に旧暦が活きています。
全国的には六月末日に夏越の祓をして、茅の輪をくぐり 一年の折返と、厳しい暑さを越せるように…の儀式です。
その輪越し祭がありました。 天神祭と同日開催でした。
とはいえ、正式な旧暦とも違い 約ひと月遅れで 他の農事等の兼ね合いで日を決めている様です。学校行事などから、自然な流れで新暦に移った行事が多いのですが、神事は旧暦で執り行なわれることが多いようです。
以前noteの投稿に 旅先で四月にお雛様が飾られていることを不思議がっておられました。
まさしく、この辺りでは 雛祭は旧暦。二月三日から四月三日まで飾られます。お雛祭りは特別です。三月三日と四月三日 それぞれに祝います。三月は公式、四月三日は主に親族で、この日が本番です。
端午の節句、七夕は新暦。
七夕は長く旧暦で、八月七日でした。夏休み中の楽しみでした。夕方 笹飾りを海や川に流しに行きます。その後 河原で西瓜とカレーが定番です。
下流で父兄が待ち構え流した笹飾りを引上げ 河原で干して翌日の夕方 皆の願い事のお焚き上げをしました。(そして乾杯のお父さんたち)
今はそんなことはできません。それでも今も八月七日に笹飾りをされる家もあります。むかしはきっと楽しみな行事だったのでしょう。山近い家々の裏には 大抵 笹が植わっていました。
写真は同じ境内にお祀りされている社
茅の輪の写真も撮りましたが 沢山の子どもさん達が写り込み 掲載は諦めました。
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