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商品購入者の約8割は女性。オジサン視点じゃ売れません。

ブランディングコンサルタント 黒須貴乃の「今日の一言」

なんと消費における購買の意思決定権の約8割は、女性にあることが判明。
男性単独の購買に対する影響力は2割弱。
ってことは「オジサン視点」じゃいつまでたっても売れないのは自明…。

あ、誤解のないように言うと「オジサン視点」というのは、
実は性別や年齢とは関係ありません。

若い女性でもオジサン的な視点や思考回路に染まっている人は、
実は「オジサン視点」。

女性の気持ちを素直(ここ大事です)に反映させるのが、
「女性視点」なんです。

そういえば、以前、とある大手トイレタリーメーカーの生理用品を
担当してとき、こんなことがあった。

事業部の男性「生理用品は売り場で目立たないと売れないんです!」

「いやいや、若い女性は生理用品を売り場で買うのが
恥ずかしいものだと思っているから(その時代は特に)
目立つなんてダメなんです。だから、いっそのこと可愛い雑貨感覚の
生理用品をつくってみませんか?」と私。

「そういうのは売れません。とにかく目だないと…」といぶかる事業部の「オジサン」を相手に「お部屋に置きたいくらい可愛い」「生理用品が入ったポーチを開けたとき嬉しくなる」パッケージを提案。

これが結果的にとっても売れて、今でもそれは売られている。
(しかも、他社にもこの考えは普及し、今や当たり前になった…)

「女性視点」はブランディングのキモ。見直してみてね!






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