【まなびの極意】お料理教室の先生からまなんだ " 守破離 " (しゅ・は・り)
私が通っていた料理教室の先生は、
フランス料理のシェフになるために、
留学などもしていた方で、
考え方が「プロ」でした。
******
そのため、教えてくれる内容も
「簡単調理法」とか、「健康を意識した」などではなく、
あくまでも、プロとしてのフランス料理。
******
そんな先生から学んだ、
学びの極意「守破離」についてお話しします。
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
「守」師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。 引用:コトバンク
******
あるとき、近くの小学校の先生から
「子供たちに、たまご料理の応用を教えて欲しい」
と頼まれた先生。
******
引き受けたのかと思ったら…
******
「わたし、『子供たちは、たまご料理の基本は学んだんですか』って、聞いたの」とのこと。
「そしたら、やってないって言うから、断ったわ」
「ゆでたまご、たまご焼き、炒りたまご。基本をやってないのに応用なんて…。そんなの、ただのデタラメでしょ。」
******
そのとき私は「守破離」という言葉を思い出しました。
小学生に対する、たまご料理の応用だとしても。
基本ができてないのに、応用だなんて、そんなのただのデタラメ。
そう言い切った先生は、やっぱりプロなんだな、と実感。
******
よく、「型にはまるな」とか
「型破りの」とか言いますが…
それってやっぱり、
「型:基本」をマスターして
初めて言えることなんですよね。
******
基本もできていないのに、
オレ流、自己流は、
ただのデタラメ。
******
お料理教室の先生から学んだ
素晴らしいまなびの極意。
******
仕事、スポーツ、芸術…
歌舞伎なんかも、演目の大胆なアレンジができるのは、「型」をマスターしたからこそ…なんでしょうね。だから観た人は感動するのかな。
******
「道」の種類はちがっても
やっぱり、その道プロから
学ぶことは多い。
******
私も、何かのプロを目指して頑張ります!
******