3行日記(万円、冗談、見送る)
九月一日(金)、晴れ。
夕方、喫茶店で、はい、二百五十万円、と言って一番安いブレンドコーヒーのSサイズの二百五十円を払うおじいちゃんがいた。席についてから、店員の男性が隣のテーブルを拭きにくる。そこ拭いといて、ついでに顔も拭いといたって。冗談を飛ばす。若い子やな、最近入ったんやろ、どこの大学や、そうか。よくしゃべる。
夜、鶏むね肉のピカタ、ブロッコリー、トマト、巨峰、アイス。図書館に明日返さなくてはいけない本をまだ読み終えていないので、チャックの散歩を見送ったが、しばらくしてからあとを追う。京阪の踏切あたりに警察が集まっていた。団地の横で合流したが、飛びつくほどには喜んでいなかった。そのまま帰宅。きょうも月が明るかった。
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