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『オウム的!』小林よしのり・竹内義和(1995・ファングス)4

個性がある人間が素晴らしいとかさ、特別であることがいいとか、人と違っている人間がユニークでいいとか、そういう教育とか宣伝を、今までずっとしすぎていたわけよ、戦後何十年かの間に。ずっとそればかりいいすぎてたわけ。だから皆自分は特別じゃないといかん、ユニークじゃないといかん、個性的じゃないといかんと思っとる。異端の方が人に好感を持たれたりとか、認められたりしてね。
(中略)
平凡っていうのが一般的で、これほど素晴らしいことなんですよ、というふうに教えていかなければいかんかったのに、一割しかなれない可能性に向かって突き進め、っていうもんだから、神秘体験だろうと何だろうと自分は特別な人間になったんだと思わなきゃいけないような風になるわけよ。

小林先生

卒園式から夢を発表せないかん時代ですからねえええ。
エリック・ホッファー読んでみよかな。

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