今年のクロサワをふり返る。
東です。
芸歴4年目。
無所属。
クロサワというコンビでお笑い芸人をやっています。
拙い文章ですが何卒宜しくお願いします。
2023年は、自分にとってとても大きな一年だった。
挑戦したこと、失ったこと、得たこと、報われたこと、報われなかったこと、どれも今年は多くて密度があった。
「もう一年か」と思う瞬間もあるが、スケジュール帳を振り返ると「まだあれから一年しか経ってないの?」とも思うので不思議だ。
一年の最後の方になってようやく少し報われたかな、と思えたことがある。
それは来年の1月にK-PROさんの『ベストだぜ!』というライブにオファーを頂いたことだ。
俺たちが毎月出演させていただいている方のK-PROライブは約20組中上位8組だけ次回も出演できるという勝ち残り式ライブである。
そのライブに出演できたのも『ゲレロンステージ』というライブで優勝したからだ。
だから俺たちの場合、そこから毎月勝ち残りで出続けているだけで、K-PROさん側からクロサワへのオファーをいただいたのはこれが初めてなのだ。
このくらいで喜ぶなんて恥ずかしいと言われるかもしれないが、俺にとっては大きな進歩で今年1番嬉しかった出来事だ。
それだけ、今年の前半はしんどかった。
実は今年、初めてライブに出たのは4月20日。
それまでは一切ライブに出られていなかった。
相方が病んでしまい、一時はお笑いどころか相方が死んでしまわないかずっと心配だった。
1月から4月まで、ライブに出なくても相方とは週2,3で会い続けていた。
相方を待ちながらも何かやろうと思い、東大生の友達とYouTubeを始めた。
結局YouTubeは1月から始めて3、4ヶ月くらいで辞めてしまったのだが、編集技術も多少身につけることができたしいい経験にはなったと思う。
確か3月に入ったあたりで、4年付き合っていて同棲もしていた彼女に振られた。
それで俺はメンタルがズタボロになったが、なぜかちょうどその辺りから相方のメンタルが回復してきていた。
コンビの幸せの総量は変わらないようになっているのだろうか。
おそらく俺が不幸になった分、相方が元気になってきたのである。
そしてようやく4月からライブに出られるようになったのだ。
そこから徐々にライブを増やしていき、勝ち上がり、勝ち残り、オファーを貰えたというのが今年だった。
序盤はかなり辛かったが、1年間頑張ってよかったと思えた。
7月からはnoteを毎日投稿し始めたし、8月からラジオも毎週あげている。
そうやって芸人としての発信ができるようになってきて、周りからも少しづつ認知されてきた。
DMで応援してますと言われたり、ライブ観に行きますと言われたりすることもあった。
そういう一つ一つがとても嬉しい。
友達をライブに呼ぶのも大事だが、ファンと呼べるような人が増えると芸人として本当に嬉しいのである。
だが、もちろん現状に満足できるような状況ではない。
今年一年は大きく進歩したが、位置的にはマイナスからスタートラインまで進んだだけである。
来年はもっと前に進みたい。
頑張ろう。
おしまい。
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