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「奇祭・牛祭と摩多羅神!」

「京都は太秦(うずまさ)の広隆寺の牛祭」

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毎年10月12日の夜、摩多羅神を主神とする『牛祭り』というお祭りがある。今宮神社のやすらい祭と鞍馬の火祭と合わせて京都三大奇祭と言われる。

絵図があるのだが、鬼はいるは摩多羅神はいるは、後ろ向きに牛に乗ったりはで、薬師堂の前の祭壇を牛に乗ったまま三周したあと、祭壇に登り、赤鬼・青鬼とともに祭文を読みはじめる。独特の節回しで長々と厄災 退散を祈願する。

その間も、祭の世話役や見物人などから、やじが飛ぶ。!
しかし怖そうな摩多羅神さんは、愛らしく憎めない。
それもそのはず彼は大黒天(大国主)なのである。

そう、宇賀弁財天の旦那さん、最澄の口伝では宇賀神は彼ではないかと伝わるというので不思議な神ではある!


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