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リリック・リープ。

やぁ、いらっしゃい。今日も来てくれてありがとう。

すると決まれば、即行動。
あれこれしていると手が足りない。

あれもしたいが、これが出来ない。
少し順序立てていかないといけないなぁと思う昨今。

"書く"ということ。


noteには"魔物"が棲む。

毎日、多くの者が門を叩いてくる。

志半ばにて夢果てる者。
目標を見失い去りゆく者。
門の前で力尽きる者(早いよ…💧)。

そんな有象無象の中でも、生き残り書き続け、異質の存在感を放つ者がいる。

noteは"書く"ことで刻まれていく。
そして"読む"ことでも"書く"裾野が広がっていく。

「読み上手、書き上手に勝る」

なんて言葉があるのかは知らないが、私の経験上で多くのクリエイターが多くの人の記事を読み、吸収し自身の幅にしている印象がある。

・自ら生み出した言葉
・人から得て生み出した言葉

後者には"知る"、"理解する"、"考える"、"悩む"。
そして"書く"の工程に移る。

ザザッと書いてしまう異能もいるけど、基本は悩む。
悩んで悩んで、絞り出したような言葉のような極端な人もいる。

平面の文字列でしかないのに、重い。
重い言葉に、想いが乗せられている。

集中しろ。
今回は間違いなく"魔物"の一人。

ライティングの先生。


Y氏はnoteで知り合った男性。

私が始めるよりも遥かに以前から、noteに携わっている。
"文豪"と言って差し支えない印象を持つ古参の実力者。

いつ頃からだろう、私が2023年6月からスタートして割と早い段階から知っていたような記憶がある。

今でこそ馴染み深い先生ではあるものの、新参の当時としては"雲の上の人"のような印象があり、少し遠目に覗き見る距離感で接していたような記憶がある。

"毎日"書いている。

何せ4年程発信し続けている人物。
情報量は多い、多すぎる程に。

この短いお話の中で詰め込みすぎてもつまらない。

飄々としていて、捉えどころを見せない。
というより、あれは無意識だな。謙虚に見せて本当に謙虚。

「続いているのはシンプルに続けているから」

文字に対してストイックな姿勢は、日々放たれる文字から汲み取れる。

一本のメール。


数ある逸話の中で、どれを話せばY氏が伝わるか。

せっかく記事に載せて伝えるなら、濃い部分を選びたい。
真剣に考えた文字には魔力が宿り年月が経っても褪せる事はない。

見ていく中で取り分け印象深いものがある。

今から20年近く前の話。
Y氏がふと書店で見かけた一冊の書籍に興味を持つ。

立ち読みで読み切り、直してから、やっぱし買う。
一度読んだ本が気になり、買って帰るのは珍しい。

「あなたの名言エピソードを募集します」

巻末に記された企画と、連絡先のメールアドレス。
メルマガを登録する窓口になっており、勢い溢れていたY氏は登録。毎日メルマガは届くが、読まない。忘れた頃に一気読み。

作家さんは有名な方で、Y氏にとっても人生を大きく変える人物。
ここでは一部を抜粋するに留めているが、没入感のあるお話。

Y氏は、そんな作家さんに対して"気付き"があった。

「恋愛部分が弱い?」

人間、得手不得手があって高名な作家さんであろうと例外じゃない。

先に書籍に書かれていた「名言エピソード」に恋愛分野で投稿してみよう。意図的に相手の弱いところを突いていくアプローチは学びになる。

かなり前のお話だけど、Y氏はこの頃から"読むこと"も"書くこと"も徹底していたんだなと思うと年季の違いを思い知らされる…。

そんな一本のメールが転機となる。

千本の矢。


「これ送ってくれたの誰~?」

作者の方に「恋愛名言エピソード」興味は持たれていた。
が、まさかのメール放置でメルマガに聞かれるという事態に。

パソコンメールを普段見ない習慣が裏目に…確認すると本人からのメールも届いていた。

ご縁から、東京で開催される書籍の金賞受賞者パーティーに招待される事になりY氏と作者さんは急速に接近するようになる。

この日のエピソードを私が話すのは"興が冷める"というもの。
読んでいてとっても楽しい話だったから、原作を読んでもらいたい。

次の日、Y氏は作者さんから電話づてに依頼をされることになる。

「もっと恋愛論、書けない?」

『え、もちろんもちろん!』

本当はこんな展開になる予定ではなかった。が、前日の金賞受賞者パーティーであったひとつひとつの積み重ねがこの偶然に発展した。まるで物語のよう。

"何者でもない青年、著名な作家"

Y氏は数週の後、恋愛エピソードをメールで送る。
箇条書きに並べられたその数、"千"。

作家さんからすればたまげたことだろうね、想像を遥かに上をいく物量。相手の本気を察するには十分すぎる熱量。

”この男は、本気で自分との縁を求めている”

最新作ではY氏の名前も表紙に載り、中で紹介される展開へと続く。
原作の記事では"どうしてそう出来たか"が記されていた。

意図したことは文字にも通ずる。
対面だろうが、書籍だろうが、先にいるのは人。その人が求める事は何か。

Y氏の"ライティング"の一面を垣間見ることが出来る貴重な経験談。

リリック・リープ。


「Y氏って何してる人なんだろう…」

毎日記事を発信しているし、他にも活動をしている。
森の奥にでも隠遁してるのかしら…なんてありもしない想像をする。

さすがにそれはないか…いやまさかね。

普段は教育機関で勤務。講演や受験小論文の添削、生徒向けメンタルコーチングをされている。

文章を書くことは、自分を創ること。

自身が主催するオンラインサロンでは、「誰かに読んでもらっている」と意識して書く。
「読んでくれる人へのおもてなしが大切だ」という気持ちで書く。

文章力アップのコラム発信。
サロンメンバーが書いた文章を個別添削。
対談イベント。
その他、様々な企画。

"ライティング"を通じて人の輪、考え方、人生をより良く。
文字を書く事を生きがいとし、発想が枯渇することで新たな知識欲を刺激することすら快感を禁じ得ない。

掛け値なしの変態さ。
おっと、これは本人が言っていたことで最高の褒め言葉。

無難に思いつくことだけで回せたんじゃつまらない。
挑戦は留まらず、上手く行けば突き進み、ダメなら撤退すればいい。

全ての基軸は"文字"から始まっていく。
今日もまたY氏は新たに画策をしていることだろうさ。

これから。


「たった1人に好かれたら、モテるといっていい」

持論を強くもっているのもまた印象的。
"信念"にも似た考え方で、"こうだ"と思った軸は決してブレない。

先程の作家さんとの出会いも、縁も。

ここがブレなかったから実現出来た事も自信の積み重ね。
ブレること、それ即ち出会ってきた人への裏切りとも似た重みを持つ。

重い言葉に、想いが乗せられている。

だからこそ唯一無為の自分自身でいられるんだろう。

そんなY氏は私の大切な友達さ。
いつだって応援しているよ。

願わくば、熱い信念と嫉妬に狂う程の"ライティング"に出会えますよう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここまで読んでくれてありがとねっ!

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