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したい事をさせるなって話。

やぁ、いらっしゃい。今日もいい感じに過ごせてるかい。

最近早めに起きる。元々眠りも浅いからね。
起きた瞬間は眠いけど、10分もすればなれる。

首が痛くなるので、布団から出て椅子に座る。
ここは誰にも邪魔されない時間。超効率的で理想。

意外と眠気が気にならない。すてき。

新規ビジネス。


「本業」と呼ばれるものを多く耳にする。
「副業」を国が推進する時代だし、本業も副業も混ざってくるんだよね。

今回は事業所規模のお話。

正式には「主たる業務」っていうのかな。
コレ一本でやっていくべきなのか、他にも収益の柱を作っていく必要があるのか。

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結構、この手の分岐点に立たされている企業さんは多く、そして成功も失敗も多い。

とある調査では、従業員数300名以上の企業で自社の新規事業開発を専任または兼務している担当者に新規事業開発の進捗具合の結果がある。

成功は30.6%、失敗は36.4%、どちらとも言えないは33%。
まずまず三つ巴の結果となっている。

深掘りしていくといくらでも出来るけど、深みにハマるのもやだよね。
今回はそんな新規ビジネスについてのお話だよ。

これ、いいと思うんすよね。


新規のビジネスとなると、WEB関連の整備はマストなイメージだよね。

って感じで荒っぽく相談や紹介をされることがある。
M氏もまたそうやって紹介されたうちの1人。

主たるビジネスはやっているけど、経営者はいつだって不安で孤独な生き物。何か違うことをうちでもやって数字を取っていきたい。

出来るならば、既存の客層とは違う何かに憧れる。
そういう中小企業の経営者って多いよ。

そもそも、そういう相談は専門家に聞けばいいんだと思うけど、専門家って詳しいんだよ。

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逆にだからこそ、説明が下手。それはそれは致命的に。
M氏もそういう経験があるんだろね、専門家に聞くのをためらう節がある。

そこで私が1回経営者とお会いして、したいことやビジネス像なんかをお聞きする。断片的に投げかけられた情報をある程度まとめて、その場で私が伝えられるお話はもちろんする。

とはいえ、ちょっと深いリサーチになると私はお手上げさ。

不得手な部門は知り合いの得意な人に頼む。それなりの資料がほしければこの時点でビジネスが始まりだすし、見えないものを作り出す感じは好き。

いや、それはダメでしょ。


M氏から持ち帰った情報を知り合いの中小企業診断士、H氏に共有し知見をお預かりする。

H氏は結構お世話をしていることもあり、この手の相談は喜んで乗ってくれる。ただ、説明は下手。致命的に。

というより、先方のクライアントに話すのが得意でなく、私のようにフラットに話せる相手の方が持ち味が出るっていう方が適切かな。

そもそも、こういう話がよく上がるようになったきっかけって、やっぱし政府系の補助金の話が多く出回るようになったからなんだろね。

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特によく耳にするのが「事業再構築補助金」「IT導入補助金」あたりかな。
「ものづくり補助金」なんかもあるけど、私はそんな触る機会がないジャンル。

コロナ禍で持続化給付金や雇用調整助成金なんかが、結構簡単にもらえる仕組みだっただけに味を締めて補助金インの事業展開を考える人も多いね。

的を射てる話ならいいけど、本業と関連があまりにない事業なんかだと診断士であるH氏は難色を示す。

私からしたらよくある光景。

事業関連性。


M氏とH氏を引き合わせた後、間に入りながら話を進めていく。

一般的には、既存の本業に近い。または相乗効果のある事業形態を新規にすることが望ましい。

例えば、中古車販売なら車検板金。
不動産業なら、建設土木。

特にモノを取り扱う場合、これらをカバー出来ることで「売りっぱなし」も回避出来るし、メンテ関連は継続的な収益性と信頼関係。リピートも生み出せるきっかけになる。

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日本最大の企業だって、新車ばっかり売って売上立ててる訳じゃないし、それ以外に収益の柱を構築してる訳で。

ただ、中小企業の新規ビジネスってちょっとぶっ飛んでるパターン多いんだよね。

特に飲食、美容業界への進出。単純な構造だと思ってるんだろね。
ハコがあって、人がいて、サービスを提供。

それが本業とは別の事業なら、人にも話せるし、接待にも仕える。
取引先にサービスしてやってビジネスを円滑に進められる。

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いくらかかる?じゃあ、3分の2は補助金でいっとこう。

さすがにだいぶ端折って話してるけど、話し込めばそれに近いパターンが多い。要は現場には入らず、人に立たせて自動生成化を期待している。

そう上手くいってりゃ世の中平和だよ。

費用を気にする。


これは大事なところだよね。

ざっくりした展望の割には、本当にそこだけはシビアに考える。
そこまで適当だといよいよ危ないよ。

M氏との話をそれなりに進めて、H氏と帰りの話。
まぁ、慣れた会話。

「気にする費用のポイントが違う」

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この事業にいくら投入して、場所を作り、人を採用し、モノを入れる。
推測される売上はどうなのか。費用が高いとやめとこう。

費用は高いよ、新規事業だもん。
人任せのビジネスは時間を買ってるのでより高くつく。

H氏はそんなお金がかかる事は全然健全だと言う。

気にするべきは製品やサービスに至るまでの間接コストではない。
真に気にするべきなのは固定費。ここが疎かな人が多すぎる。

投資と浪費では支出の質が全然違うって話。

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よくいる「買う直前だけ悩んで、買ったら全然気にしていない」というタイプだね。

何だかんだ本業だってあるから、走り始めたらもう集中力切れちゃう訳。

ビジネスはマラソンとも言える。よりコスパよく省エネ意識が根底にない経営者はあまり新しいものに手を出さない方がいい。

42km走らないといけないのに、最初っから尽きるまで全力ダッシュで後テキトーなんておバカ勝てる訳ないじゃん。

M氏は現在飲食店を保留している。
試算やリサーチ、相談などで費用はいただくけど、大体初見で結果は8割見えている。賢明な判断だと思うよ、勉強料。

これから。


M氏だって本業が潤沢な訳じゃない。

どちらかと言うと、本業の固定費ロスをいかに整理してから次を考えるくらいの方がいいかもしれない。

日本の企業である以上、唯一無二の独自性を売りにしてる会社なんて極めて稀有な存在。

となれば、弱点を突いた新たなライバルに収益基盤をめくられることは、遠くない未来に訪れる。

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その時、本業の負担に加えて、新業態の負担はどうなるんだろう。

新しいお店が出来ては消えを繰り返すことがトレンドになっている昨今。
方針を決めたら、ゴール地点まで見据えて動き始める事が大事。

これは企業でも個人でも同じだね。
ビジネス規模に大小があっても、基本的には動きは同じだよってお話。

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ここまで見てくれてありがとう。

楽しんでもらえたら最高です。
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それでは、また。

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