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こどものやる気を伸ばす子育て

北九州で学習塾を経営しているものです。

今日は我が家での子育てについて書いていきたいと思います。


先に断っておきますが、仕事で勉強を教えていますが家では全く教えていません。

よく「お父さんが塾の先生だったら勉強に困らないからいいね」というような事を言われることがありますが、全く教えていません!!

理由は書くと長くなるのでこちらの記事を読んでみてください。


さて、我が家では子供に対しての接し方にいくつかルールがあります。

子供として見ない

親はいつまで経っても子供の事が心配で親元を離れて働く息子に「ちゃんと食べているのか?」とか「元気でやっているのか?」と仕送りをするみたいな話をよく聞きますが、

うちでは1歳くらいになってなんとなく意思疎通ができるようになったら子供を大人と同じように扱うようにします。

命にかかわるような危険なことや、子供には不可能な事を除き大人と同じことをさせます。

分かりやすい所では、子供にあわせた言葉遣いをせず大人と同じように話します。

当然、子供では使わない単語を使って話したりや政治などのニュースの話題などを子供と話したりします。

最初はよく理解していないような反応を見せますが、夫婦で会話している所やTVニュースなどを見ていくつかの言葉を覚え小学校に上がる時には「総理がかわるんやろ?」などいっちょ前に話に加わってきます。

本当に自信満々に満足げに話しています。

決定権を子供に持たせる

全てのことを子供に任せることは難しいと思いますが、可能な範囲で子供が決められることはすべて子供にきまさせています。

朝の朝食から遊ぶこと、お小遣いの使い方や宿題のやり方や、ゲームの時間など子供の生活に関わる事はほぼ自分で決めさせています。

例えば、子供に任天堂switchを買う時に、

1日どのくらいゲームをしていいのか?
宿題をしていないのにゲームをしていいのか?

この2つについて子供に尋ね、ルールを決めてることをswitchを買う条件にしました。

息子が提示してきたルールは

1日30分する
ゲームをしていいのは7時まで
宿題とピアノの練習が終わってからゲームをする

というルールを提案してきました。

そのルールを元にゲームで遊ぶようになったのですが、2日後早速トラブルが起きました。

その日はサッカーの練習があり、学校から帰って宿題を終わらせたあとサッカーの練習から帰ってきたら7:30楽しみにしていたゲームはできませんでした。

当然息子は怒って「こんなこと考えてなかったから、違う!」と言っていましたが、1度決めたルールを破る事はどれだけ泣いても認めません。

その代わり、ルールの変更はお母さんと話をして、両者がいいと認めれば可能というルールを追加し、その時にサッカーなどがあってその日ゲームができそうにない時は、「お母さんに言ってその時間を翌日以降に持ち越すことができる」というルールを追加しました。

そのルールにお母さんが追加した条件は事前承認制。つまり7時を超えてできなかった事を報告したり、言う事を忘れていた場合は無効としました。

このように、今でも少しづつ条件を変えながら運用していっています。

失敗させる

先いほどのゲームのルール決めもそうですが、子供が主体で動くと多くの失敗をします。

先ほどのゲームの例は話し合いで何とかなりましたが、時にはけがをすることもあります。

例えば、我が家では朝ごはんを自分できめますが、その時にみんながばらばらの料理を言った場合対応できません。

なので、自分の食べたいものを食べれな事もあります。

その次に子供たちのとった行動は、「自分でつくるでした」

そこで、長男(当時7歳)が卵焼きを作ると言い出し、卵を割り、めんつゆを入れ焼きだしたのです。

当然上手にできず半ばスクランブルエッグ状態。しかも、めんつゆ入れすぎで辛かった!

ですが、何とかみんなで分けて間食しました。

そんな長男は何度も卵焼きに挑戦しまして、今では長男の仕事になってます。

そんな様子を見ていた3歳の娘が今度は私も作ると言い出しました。

さすがに3歳は無理だろう。とおもいましたが、とりあえずやらせてみることになり、キッチンの外からハラハラしながら除いていました。

この時作り方を教えていたのは長男です。

大人は一切手を出さずに見守ります。

途中焼けたフライパンを触りやけどをして泣いていましたがなんとか焼けました。

そして数カ月がたち3歳の娘も今ではひとりで上手に焼けるようになりました。(めんつゆを入れすぎた失敗が怖いのか味付けなしですが)


まとめ

ながながと語ってきましたが

子供を大人と同じように、自分で決めさせ失敗しながら挑戦させることで「3歳で卵焼きをひとりで焼く」というような親の想像を超える事をやってのけるのが子供です。

親が「あぶないから」「こどもには難しいから」という先入観で制限せずにいる事で子供は様々な驚きを与えてくれます。

そして、大切なことはこどもと真剣に話すことです。

「こどもだから理解できない」と先入観を持たず、大人と同じように話をしてお互いに理解し納得する答えを導き出すことでこどもは親を認めてくれると信じています。

最後まで読んでいただいたあなたも、こどもと接する時は「こどもだから」を辞めてみてください。

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