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何のための受験なのか?誰のための受験なのか?①志望校選択で忘れてはいけない事

福岡県の北九州市で学習塾とラーニングスペースの運営をしているものです。


現在受験シーズン真っ只中ですが、わが校の生徒(中学生)は全員推薦だったので早々と志望校へ合格を決めてしまいました。


今からは中2の生徒たちの学年末考査と来年の受験への準備です。

今日は来年受験を迎える方や進路選択を迫られている人に向けて、進路を選ぶ上で大切な事を書いていきます。

親御さんの願い

3者面談をすると、親御さんからの要望で多いのは

①より偏差値の高い学校へやりたい
②公立がいい(授業料が安い)
③家から近い高校がいい

この3つです。

わが校の周りは偏差値60を超える進学校が多くあるため、近くて偏差値の高い公立高校を希望される親御さんが多いです。

そして当然のごとく偏差値の話になるのですが、正直中学校の偏差値などは本人のやる気次第でいくらでも上げることができます。

では、大事なことは偏差値でしょうか?


高校入試の先にあるもの

そもそも希望の高校に入ったからと言って高校生活が良いものになると約束されているわけではないですし、偏差値の高い高校に入ったからといていい大学、いい仕事に就けるとは限らないですよね。

ですので、私は面談で親御さんから偏差値の話をされたら、生徒に夢を聞くようにしています。

なりたい職業ややりたことがある生徒には最終的にその夢をかなえられそうな、環境や友達ができそうな高校を提案します。

また、やりたいことが無かったりぼんやりしている子には、今からの1年で自分がどれだけ努力できるか?それを試す1年にすることを目標にします。

そうすることで、自分が努力すればできる事をしてもらえるし、努力の仕方・本気の出し方を受験を通して学べるようにアドバイスします。

このような面談をすることで、受験の少し先をイメージすることが大切です。

進学も就職もそのものを目標やゴールに設定しがちですが、本当の目的は「幸せな人生を送る」ことのはずです。

本当に大切なことを見逃すと、途中でやる意味が分からなくなったり目標を見失ったりするのです。

偏差値・内申点も大事ですが、どんな高校でどんな友達を作ってどんな学生生活を送るのかを一度考えてみてください。

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