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日経記事と大人気noteを読んで思い出した、校則に記載すべき大切なことを議論した話【実話】

実は、私は大学時代に教職免許を取得しようとしていた時期があります。結局、色々あって途中で挫折したのですが。。。

で、教職課程で覚えている授業がたった一つだけあります。正確には、たった一つのトピックですが。

その授業では「議論」をしました。授業名も先生も誰と受けたのかも全く覚えていませんが、議論の題材となるトピックだけ覚えています。

その内容というのが、これでした。

学校の校則に記載すべき一番大切なことは何か?

この講義の中では、グループディスカッションのような形だったので、色んな議論がありました。

例えば、
・校則を定める理由や背景・意義の記載
・校則には先生も従う旨の記載
・生徒会の権限の範囲についての記載
とかとか、色々あったんです。

でも、誰かが言った一番印象に残っている案があって、それは。

校則の変更が可能であること

という話が出た時で、なるほど~と自分が思ったことを今も覚えています。

この条項(と細則)があれば、不要であったり、時代に適さないような条項の廃止や変更が可能になるので、この条項だけは絶対に入れておかなければいけないよねって話で落ち着いたんです。

で、この校則が変更可能であるとする条項の次に大切なものとしては、そもそも校則を定める理由や背景・意義の記載でした。もちろん、この条項も変更可能とするという話に。

そもそも校則って、○○だから必要だよね!
 ↓
各校則が○○に則っているのかが分かる
 ↓
必要に応じて変えることができる

最も大切な前提条件を納得した上で、その前提条件に照らし合わせて全ての条項が精査され、整えることができる枠組みさえあれば、よりよい制度への発展が目指せるわけです。


何故こんな細かい思い出を思い出したかというと、この日経記事を読んだからなんです。

今夏に迫った東京五輪・パラリンピック。その組織委員会の会長辞任劇は国内だけでなく世界からも注目されました。低迷する開催機運のさらなる逆風にもなっています。この騒動に米スポーツブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店、ドームで社長を務める安田秀一氏は大会組織委の問題から、日本社会に残る無意味な風習にまで考察を広げています。

この記事はとても示唆深い内容で、読んで欲しい(ロス五輪がオリンピックの分岐点だった話はとても勉強になりました)のですが、私に一番刺さった部分はこれです。

今回の騒動は今夏の開催の是非を論じるにとどまらず、最初のボタンの掛け違いから全体を検証し直す絶好の機会だとも思っています。それは、東京五輪の問題にとどまらず、日本における憲法と伝統文化や価値観とのギャップを検証し直す機会にもつながると感じています。

五輪やスポーツを超え、これからの日本が再び輝くには、どんなリーダーを選び、どんな社会を築いていくべきなのか。男だから、女だから、年下のくせに……なんていう無意味な風習や価値観が廃れていき、自由闊達な議論が盛り上がる風通しのよい社会へ。前回のコラムでも記したスポーツがけん引する「フラットな社会」の実現が、思ったより早く訪れそうで、なんとなくワクワクしてしまいます。

変えるチャンスがあれば、それをしっかりと活かしたいですし、そのためには色んなことを老若男女問わず自由に話せる社会が必要だと思うんです。


そしてこの大人気noteもちょうど読んだばかりでした。

そしてこの先の思考で迷ったときは、いつでも「そもそも目的ってなんだっけ?」って唱えてください。これは魔法の言葉。心をフラットに、目的に戻って再整理しましょう。

「そもそも」と考えることは本当に大切。片付け中に漫画を読んでしまい暗くなってきて、「俺は何してたんだっけ?そうだ片付けしてたんだ!」みたいな時や先ほどのオリンピックの話にあるような軌道修正をする必要な時に本当に大切な呪文なんですよね。


日経記事と大人気noteを読んで思ったのは、やはり教育って大切だよな、私も子供への教育に関してはもっと考えておかなくてはなと思った瞬間に、前述の大学での講義の一コマがフラッシュバックしたという訳なんです。

自分たちの役割を自分たちでしっかりと定義して、そしてそれを試行錯誤の中で改善していく。もう、言い古された内容ながらも、これをしっかりと実行していく泥臭さとその思想は伝えなきゃいけないことだと思いました。

もちろん、自分自身に対しての警句でもありますが・・・

#変える自由 #校則の話 #オリンピックの話 #そもそも #教育 #デザインの話  

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