ひとりぼっち
小さい頃からひとりで砂場で遊んでたり
アニメのキャラクターを何役も演じたり
フィギュアをたくさん集めて遊んだり
一人っ子
母親は小さい頃から浮気をしていて
親父は朝早く働いて仕事が終わると呑み歩いていた
帰って来ても母親が居ない時はだいたいが親父が酔っ払い酒乱になってまともに会話出来なくて
母親は平然な顔で帰ってくるがそんな俺から話すこともなかった
3人で居る記憶がホントにない
思えばひとりぼっちだった
近所に友達みたいなヤツは居たが裕福な家庭で明らかに俺とは違くてそいつには妹が居て羨ましかったし
絵に描いたような家族が余計に小さいながらいいなと感じてしまっていたんだろう
子は親を選べないが親は子に愛を注げるはず
子供は親の顔色を伺って生きていく
そんな子供にするのはやめてくれ
お金なんか無くたって愛情を注げば子供は成長する
今は大人になってそんな事はどうでもいいし
親に死なれたり殺されかけたり
毎日お前は生きてる価値がないから死ねって言われ続けた日々を忘れない
1番大喧嘩した時に包丁を突きつけられた時がある
もう力は俺の方があるから突き飛ばして刺されなかったけど
思春期だった俺は母親の行動に理解がますます出来なかった
こんなことを話す友達も居ないし
どこで解決すればいいかわからずひたすら夜道を歩いてはなんでこんな親から生まれたんだと神様に問いかけても返事はなかった
胸に残るシコリがいまだに消えないのか古傷のように痛みだす
ひとりぼっちそれは孤独ではない
自分とこれでもかって向き合うチャンスでもある
俺は人がすき温もりが暖かい関係ないすれ違う人にさえ安心感が伝わる
生きてるだけで1人でない共存共鳴
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