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幸せの重み。

2月24日が近づいてくる。この日は、故愛犬ミルキーの誕生日と共に、私たちの結婚記念日だ。そして、その翌日、2月25日は、コーディがレスキュー団体に連れられ、NYCにやってきた日。私たちと出会った日だ。偶々かもしれないけど、ミルキーが、コーディを私たちに引き合わせてくれる様、神様に頼んでくれたんだと思い込んでいる。

ミルキーは、私がブリーダーから仔犬の頃から飼ったピュアブリードのロングヘアーのチワワ。立ち耳で、ゴージャスな毛に覆われ、フサフサの尻尾を優雅に揺らしながら歩く美しいワンコだった。

一方、コーディは、レスキュー団体から里親として引き取った時は、衝撃を受ける程の臭さと皮膚病で顔以外の毛がないというワンコ。垂れ耳で尻尾は短く、背骨も曲がっており、軽くびっこ。8歳と聞いていたが、X線検査で骨を見る限り、10歳は超えていると言われたので、いわゆる老犬の部類。

全く真逆のわんこ同士だ。だけど、両方、愛している。同じぐらい大切な宝物。

自分でもびっくりする。私は、理想は”どんなワンコでも好き。”という人間でありたいが、でも、その実、”可愛いワンコが好き”で、そんなワンコしか愛せない心の貧しい人間だと思っていたのだ。だけど、コーディと出会い、自覚した。

私って、自分で思う以上に、愛情深い人間らしい、と。

そんな風に思えるって、いい感じだ。自分が自分で好きになる。

今日もコーディを抱っこする。ミルキーを抱っこしていた様に。

そして、感じる。”ああ、これが幸せの重みなんだなぁ。”と。




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