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今日も私はくるみのウンチを拾う

気がつけば、ひと月以上、ノートご無沙汰である。

書きたい物事がなかったわけじゃなく、書く時間が持てなかったのだ。
簡単にいえば、自分と向き合う時間を他人と向き合う時間に使っていたと言えよう。

親しい友人に助けを求められたら、そりゃ、そちらを優先する。
気がつけば、そっちに集中し過ぎて、自分の人生と他人の人生の区別がつかなくなる感覚に至ったりする。
友人の苦しみを自分の苦しみのように思えるのは良いことでもあり、長い目で見ると悪いことでもある。なぜなら、一緒に共倒れしてしまう危険性があるからだ。

そんな時、私の側にはくるみ(愛犬)がいるのがすごく良い。
相方に対しては、「今、〇〇さんが大変なんだから。」と言って、理解を求めるだろうが、くるみには通用しない。
毎日、毎日、くるみのお世話は変わらずにせねばならぬ。
ご飯をあげて、お散歩に連れていき、くるみのウンチを拾う。
その一連の作業を毎日、毎日繰り返す。

これが実は私の人生を救っているのだろう。
くるみは、私のアンカー(錨)だ。
私が漂流しないようにしっかり繋ぎ止めてくれている。


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