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Tree Society@Central Park
ほぼ毎日、セントラルパークに行っている。
愛犬くるみの朝の散歩は、大体、同じ時間帯。そうすると、同じ顔ぶれが出来て、いつしか、挨拶をし合うようになり、時には、立ち止まりおしゃべりをする間柄になったりする。
その中には、セントラルパークのガーデナーやグランドキーパー等、草木の管理やメインテナンスをする人もいる。
先日、そのグランドキーパーから、とても興味深い話を聞いた。
彼に、何気なく、どうしてこの職を選んだのかを聞いたら、「自分は、大学で植物関連の勉強をしていた。」との事。そこから、セントラルパークの植樹の話に広がっていった。
このセントラルパークの木々は、何をどこに植えるか、どれを伐採する等、非常に緻密に計算しつくされて管理されているそうだ。というのも、この地面の下で、木々の根っこ同士は絡み合って、繋がっており、そして、木の中には、地中の水分や養分を独り占め(一本占め?)する木がいて、その木がいる事で、他の木々が枯れてしまうなんてことも起きるそうだ。
その話を聞いて、私の頭の中では、目の前にある1本、1本独立しているように見える木々が、実は、その根っこが、この地面の下では、縦横無尽に、絡み合っているという図が広がった。それはまるで、私たち、人間が、自分は一人で生きているように見えて、実は、社会で様々な面で繋がっているのと似ているようではないか。
なるほどね、一本でしっかり立っているように見えても、根っこ同士で絡み合い、時には支え合い、時には(養分や水分の獲得を)奪い合い、木々の社会の中で生きているのね。
それにしても、、、その地中の養分や水分を全部吸い取ってしまう木は、どうなってしまうのか?
「その木は、排除することになる。他の木々を守り、調和を保つため。」
グランドキーパーのその答えに、私は更に、深く考えさせらるのだった。
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