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エッセイ:ぜんぶ

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愛犬の話、ニューヨークの話、ランニングの話などなど、その時々の気になったことをつらづらと書いています。
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2020年10月の記事一覧

私が、がん患者だと気づく人はまずいない。

10月は乳がん月間ということで、自分も何か記しておこうと思う。 さて、何を書こうと、考えた時、”きっと、もう誰も私ががん患者と思わないだろうな。”と思った。間も無く、治療開始から、5年になる。髪の毛も、随分、普通の人に近づいた。抗がん治療で、つるっぱげ状態になり、金髪のボブのカツラが意外に似合うことを発見した後、地毛デビューしたのはいいけれど、ホルモン治療の影響もあり、髪の毛が全然伸びない、増えない。 ベリーショートが似合うね、なんて言ってくれる心優しい友達たちに感謝しつ

犬はため息をつかない

相方のため息の音で目が覚めた。 その後、バタバタ、ゴシゴシ、どうやら、愛犬(保護犬なので年齢不詳、だけど、間違いなく老犬)コーディが、カーペットで粗相をしてしまっていたらしい。最近、粗相が多くなった。きっと、内臓も弱くなり、足腰も衰え、前は当たり前に出来ていた”我慢”が出来なくなっているのだろう。 そろそろ、オムツも考えた方が良いのかな。 なんてことを考えている間も、相方はため息をつきつき、せっせとカーペットを掃除している。 そう言えば、昨夜もため息ついていたな。

私の「スキ」を探す旅

noteには、自分の好きそうな記事をチラ見せしてくれる機能がある。 昨夜、寝る前に気づいた下記投稿。なんか気になり、クリックして、じっくり読む。なんか面白い。うん、なんて面白い。この独断と偏見に満ちた自分の為の”賞”を作ってしまうなんて、相当素敵だ。 黒リス(私)も、参加したくてウズウズした。どんな文章を描こうか、この島津涼太という主催者は、どんなものが好きなのか?なーんて、一瞬、考えたが、止めた。だって、それだとなんだか趣旨が違う気がしたから。 自分らしく、自分全開の

葉っぱが、ただ枝から離れて落ちるだけなのに。

今朝もセントラルパークへ走りに行った。 新型コロナパンデミックで、3月半ばから、自宅勤務になった。通勤時間がなくなり、朝から走れる環境になった。愛犬コーディと一緒に過ごす時間も増えた。だけど、良い事ばかりではない。 今、ニューヨークは息も絶え絶えだ。経済も文化が衰退していく代りに犯罪率は上昇。街を歩くだけで、緊張を強いられる。 そんな中、セントラルパークは、例年通り、秋を迎えた。 1周6マイル(10キロ弱)のループをゆっくりジョグする。木々が随分、色づいたなぁ、と思う

愛犬とシンクロナイズ

一昨日深夜、急に病気になった。 まずは愛犬コーディが、すごい音を出して何かを吐こうとした。それを受け止めようと手を出したが、何も出ず。その後、軽い下痢便をした。 その直後、自分の胃なのか腸なのかが、モヤっとし始めた。愛犬の様子を見ながら、横になるが、内臓のモヤモヤ感がシクシク感に変化していき、ついに自分もトイレに駆け込み、吐こうとする。だが、コーディ同様、すごい音は出すが、何も出ない。それを何度か繰り返しているうちに、かなり前に食べた物を吐いた。(汚い話ですみません。)