10月24日

僕は、やりたいと思った物事をスタートダッシュすることには強いが
いざそれがある程度の経過を経てくると、途端に失速しやる気を失ってしまう
という困った習性がある。

飽きたとかそういうわけではないのだが、自分の好きに使える時間に
リソースを割いてきた状態であったがゆえに、
また、親が一定水準の「普通」をこなさない人間を一人前と認めてこなかったがために
これくらいできて当然とばかりにしつけをされてきたばかりに
こんなこともできないなんてお前はダメなやつだと言われ続けてきたばかりに
遊びにすら義務感を強く持ち込む性格へと呪いのように変質していた。

僕が一時一週間のタスクを決めていた際、一番恐れていたのは誰もいない昼間の時間帯だ。
ASD持ちの人であればこういう場合はゆっくり休息を取り、気が向いた時に少しずつやりたいことをやればいい、というアドバイスがもらえるかもしれない。
しかし僕はそのタスク欄に、毎日のように

毎日昼間にFF14をやる
毎夜恋人とイチャイチャする

と書き込んで日々の隙間を埋めてしまっていた。
言ってしまえば先に軽い気持ちで急場の予定に対処することを考えない、
ダメな卓修羅のそれである。

僕にとって義務とは呪いだ。
やるべきタスクというのは呪いだ。
もっと余裕を持ったり自分にできるかどうかを考えて予定を考えればいいのに
見事にガス欠を起こしてけつまずいてしまった。

かくいう自分だってASDである。無茶なスケジュールで走ってきて足を折ったとかそんな感じだろうか。
FF14を義務にしてしまっていた。恋人との時間を義務にしてしまっていた。
自分の事しか考えてなかった。
周りは僕にこびりついた呪いをある程度理解してくれる有難い皆様が多いが
もっと焦らずゆっくりと。
できないことは仕方ないと。
休む時間も必要だと。
仮に途中で挫折しても誰も咎めないと。
もっと心に余裕をもって頑張らないようにしていればよかったのに。

別段FF14にしたって、恋人との遊びにしたって、PBWにしたって
遊びなのだ。義務ではないし自分のペースを大事にするのが大切なのだ。
けれど妙に焦ってしまっていた。
何でこんなこともできない。
何で遅々として進まない。
何でこれくらいのことにすらやる気が出ない。
自分、自分、自分の事ばかり。
もう少し周りに目を向けてみて、地から足を浮かせてみて
俯瞰して見れていればもう少し無理のないペースを維持できたと思うのに
何で、僕は自分の事ばかり。

とりあえず、しばらく落ち着こうと思う。
焦ってあれやこれやしようとしてしまっていた人達にはもっと優しさを
僕のキャパシティは人のそれよりはるかに小さいのだから無理ないペースで
うまく自分のペースを把握できたらいいのにな、と思いつつそれがなかなかできない。

自分への絶望と失望とうまくいかない現実に潰れそうになるけれど。
少しばかりの手を貸してもらえるとありがたいです。

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