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死亡後から葬儀場に運ばれるまで

…案の定やはり投稿までに間が空きました。

というか、プロフ公開後にまず何のジャンルの投稿をするべきか、迷い過ぎました。
よくあるクセです。皆さん同じでしょうか…

と言うわけで、まずは私が書きやすい所から投稿することにしました。

父、祖母とのお別れ、ケア。葬儀について書きます。

…いきなり重い話題からですが、これを「書きやすいところから投稿」と言ったのは、周りの人に話をしたからです。
私のまだ周りの友人たちは親を亡くす経験をした人がほぼいません。

今後のために…ということで、友人や知人に話した内容をすでにまとめた文章があったので、
それを少し一般公開用に編集して投稿しようと思います。

文量も多く、読むタイミングによってはとても辛くなる具体的な内容ですので、数回に分けることにしました。

現在、まさに近しい方の死が近い方には参考になるかもしれませんが、
どうか心が少しでも落ち着いている時にお読みください。

【死亡後から葬儀場に運ばれるまで】
の一旦流れを書きます。

ーー病院ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本人が息を引き取りました
最期に立ち会ったのは私と母でした

→看護師が医者を呼び、死亡した本人を医者が触診。
「何年何月何日何時何分に、〇〇医師が死亡を確認致しました」
と告げられます

→医者はその後帰ります(死亡告知は医者しか権限がなく、その後医者に出来ることは死亡診断書を書く事以外ないので、この場からは去ります)

→看護師より「葬儀場に連絡して下さい」と言われます(葬儀場ついては、後に別途説明します ※1)

→家族が葬儀場に連絡を入れます。葬儀スタッフより、病院の場所を聞かれ、以下のことを聞かれます。
・葬儀場の契約内容
・契約者について(名前、生年月日の確認など)
・死亡した人の名前(漢字)
その後、何時頃に葬儀車が病院に迎えに行くか告げられます。
大体2~3時間後~指定されるはずです(葬儀場の空き状況にもよる様です…詳しくは葬儀場についての説明にて)

→看護師に、葬儀車とスタッフが何時に迎えに来るか伝えます

→葬儀スタッフが病院に到着するまでに、A)本人を運ぶ準備(ケア)、B)病室の片付け、C)死亡診断書の受け取り
の主に3つする必要があります。

A)ケア

主に、①身体を拭く、②服を着替える、③軽く化粧をする、この3つを行います。
どれも、看護師と家族が共に行います。

①身体を拭く
お湯を看護師が持ってきてくれます。
着替えるまでの過程で全裸になる為、必ず同性看護師が付き添います。
拭くためのタオルは入院のために持ち込んだ家庭用タオルをお湯で濡らし、使用します。
デリケートゾーンについては、異性同性関係なく、看護師が行います。デリケートゾーン以外は、父も祖母も、母と私で主に拭きました。
使用後のタオルは、家族希望がなければ病院で引き取り、処理されます(私たちは病院に引き取って頂きました)

②服を着替える
この時点では、恐らく病院から支給された服、または本人のパジャマを身につけているのではないかと思います。病院を出るので、着替えます。
ただ、凝った服は着せる事が難しいため、新しいパジャマやシンプルなシャツなどになるかと思います。
ちなみに父は白シャツにパンツ、祖母は洗濯したてのお気に入りパジャマを着ました。

③軽く化粧する
看護師が基礎化粧品を持ってきます。
顔の産毛が伸びている場合は軽く剃り、口の中を綺麗にし、髪を櫛で整えます。これは看護師が行います。
その後、血色を整えるためにファンデーションを塗ります。
父の時は看護師に塗って頂きましたが、祖母の時は母が行いました(介護中も、よく祖母に母は化粧をしてあげていましたので)

→その後、病室を片付けます。

B)病室の片付け
入院時に持ち込んだものを片付けなればなりません。
タオルやパジャマ、歯ブラシ等の小物…もし自宅では捨てることが偲ばれる品は、病院側に引き取って頂き処分頂くことも可能です。
父も祖母も、歯ブラシやタオルなど本人が使用した消耗品は病院に引き取って頂きました。
父は持ち込み物が少なかった為上記以外は持ち帰りました。
祖母の場合、長期入院により大量のパジャマとオムツがあった為、パジャマは2着ほど持ち帰り、残りは病院に引き取って頂きました(未使用オムツは寄付)

C)死亡診断書の受け取り
ケアまたは片付け中に看護師に呼ばれるかもしれませんが、病院の受付(会計)にて、医師が作成した【死亡診断書】を家族が病院の受付(会計)に取りに行くよう指示されます。
1枚の用紙に、本人の生年月日と死因、死亡時間などが書かれた紙です。支払いは確か3000円程でした(病院によって多少違う様です)、受付の人が粛々と会計処理します。
この書類は今後の葬儀、行政手続きにおいて大変重要な書類ではありますが…はっきり「死亡」と書かれた紙は、結構心にきます。


ABC過程を整えていると、2、3時間などあっという間です。
父の時は時間ギリギリ、祖母の時は少々葬儀スタッフ到着まで時間があったので、近しい方々に電話をし、亡くなったことを伝えました(死亡後の連絡についても別途説明します ※2)

→葬儀スタッフの方が来られたら、もうスタッフにお任せするしかありません。家族は完全見守りです。
葬儀スタッフと看護師が協力し、本人を葬儀車に乗せま、葬儀場に移動していきます、家族は見送ります。
その後の動きは葬儀スタッフの指示に従います。

うちは、死亡時間が父は0時、祖母は20時と、いずれも夜だった為、スタッフより「翌日の9時に葬儀場に来て下さい(葬儀の打ち合わせ)」と指示され、一旦家に帰りました。

祖母はまだしも、父の時は死亡後ABC過程が終わり、葬儀場に送られ、帰宅したのが4時とかだったのでほぼ寝ずに次の日の打ち合わせに行きましたね…全く眠くなかった記憶があります。


以上が、病院を出るまでの過程です。


ちなみに、翌月におそらく病院より電話か書類が郵送で届き、入院費の請求電話がかかって来ます(後日、振込か病院受付にて会計することになります)。

当然必要な会計だし仕方がないと分かってはいるのですが、タイミングによっては、家族が喪にふくしてる時に淡々と金の話しやがって…とひどく腹立たしく感じる電話です(すみません、余談でした)。

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※1 葬儀について
葬儀場は、家族で事前に決めておかなければなりません。病院からは当然のように「葬儀場に連絡して下さい」と言われます。

葬儀場は、事前契約をしているかどうかで、総額費用が数十万円差が出ます。
費用はもちろん、死亡した後で葬儀場を調べ始めるのはかなり心がキツいと思います。もしまだ葬儀場が決まっていない(契約してない)ならば、考えるのも辛いと思いますが、今のうちに葬儀場の事前見学、相談、契約をしておく事を強くオススメします。

葬儀場が決まっていない場合、病院後の流れが全く想像出来ません、多分遺体の行き先が決まらず、行く宛てもなく…怖いことになります。
たぶん…絶対、葬儀場は事前に決めておいた方が良いと思います。

うちの場合、元々年老いた祖母用に数年前すでに契約していた葬儀場の積立を、急遽父に使用しました。
父の葬儀後、祖母もそう長くない…と予想はされていた為、祖母用の葬儀場を昨年11月頃契約しに行きました。
葬儀場は、
父の時は【典礼会館】、祖母は【西日本典礼】
で行いました。
典礼会館は、母が契約しており、西日本典礼は私が契約者となって積立を行いました。

葬儀場に見学に行くと分かるのですが、葬儀の会場は2、3部屋です。万が一、葬儀が他の家の複数重なった場合、(変な言い方ですが「先着順」なので)数日待たされる可能性があるそうです。

うちは父も祖母も幸いすぐ葬儀場に運んでもらえましたが、人によっては葬儀車が出払っていたり、葬儀場が混みあっていることもあると聞きます。
これも事前に葬儀場と話して確認しておいた方が良いと思われます。

ちなみに、他の葬儀場も複数私は見学に行ったので、また別の機会に書けたらと思います。

次回は、葬儀場について書きます。

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