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ほら手にいれた休日だよ、やりたいことはなに?

忙しい平日、いつもいつも「休みたい。はやく休日こい」の言葉が脳内をぐるぐると回っている。
さあ、いざお望みの休日がきたよ。なのに、そんな日に狼狽してしまうわたしの話のはじまりです。

平日はいつも朝から晩まで働いている。
働きすぎて、思い出せないくらい忙殺されている。
でもくたくたで仕事から帰る途中、休日を待ち望むわたしのラインは明るくピロリンと鳴る。

「いつ空いてる?今度飲まない?」「いいね!会おう!わたし○日空いてる!」
そんなメッセージのやり取りがわたしのラインに溢れていく。
週2回の休日は有難くもひとと会う予定でどんどん埋まっていく。

友達と会うのは楽しい。たくさんお喋りして、飲んで笑って、仕事のことなんかすこーんと忘れてしまう。
でも、遊びに行く前は、気持ち的にゆるんでてぎりぎりまで準備ができない。平日の朝並みに直前にばたついてしまう。ほんと冬だろうと、待ち合わせ前に汗かいて息切らせているレベル。
遊びからの帰り道は、楽しかった飲み会の余韻はありつつも逆にその余韻を撫でるように、空虚な風がわたしの心を寒くする。

休日も心を無くして「忙」になってるな。そんなことを感じてしまう。
友人や同期たちのおかげで楽しい休日は過ごせているのだけれど、、!
“わたしの心はどこ?ゆっくりしたい、落ち着きたい”その感情も実はわたしの体内にどくどくと流れていた。

さあ、人との予定を入れないで、「わたし」と向き合う日をつくろう。
自分も大切にしなきゃね!
そう思って、空っぽな休日を作った。
やりたいことはたくさんあるはず。平日できなかったこと、本当はやりたかったこと、それをやろうよ!そう、そういきこんでいたんだけど。

いざ休日がやってきた。
あれ、何をすればいいんだろ、朝起きてちょっとずつ不安が来る。
旅行行った方がいいのかな、映画でも見にいくか?積読を解消するか。

ああなんだか、休日を無駄にしないようにしなきゃの焦りが密かにあるみたい。
そう自分が気がつくとすぐに、「一日中寝ながらYouTube見てたっていいんだよ」、と心のわたしが自分に優しく語りかける。

でも、本当に自分がやりたいことって何だろう。
休日にやりたかったことって何だろう。
なんであんなにも休日を待ち望んでいたのかな。

この休日を終えて、わたしはまた平日頑張っていけるのだろうか?
平日に休日を望まなくて済むようなわたしになるには、どうすればいいのだろう。
わたしはどんな時に楽しいと思う?喜びを感じる?
わたしはどんなわたしになりたいのだろう。

ああ、満足な休日を過ごすにも疑問だらけだ。
ずっとぐるぐるして、足が止まっている。
人生ってむずかしいね。
よし、じゃあこの休日はちょっと頑張って、未来の自分のためにこの疑問をひとつずつ解決していこうか。

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