面白い文章の書き方：具体性、煽り、理由が大事
面白い文章って何だろう？
私はシンプルに「興味を惹かれる文章」だと思ってます。
それはひと目見て「なんか面白そうな事やってる！」と感じる文章だったり、あるいは「自分の知らない知識がありそう！」と感じる文章。それが興味を惹かれる文章、もとい面白い文章なんじゃないかな～と。
じゃあ、そういう文章はどうやったら書けるんじゃい！というと、まず『具体的である事』が重要かなと思います。
具体的な文章とは？
例えば「日本一周してます」と言うだけなら、まぁ「ふーん」という感じで特に興味も惹かれないですよね。
知り合いや友人ならさておき、SNSで流れてきても「ふーん」と鼻くそほじってスクロールされて終わりです。
けれど、例えば
「日本一周して、そこで出会った職人の技術を紹介してます。都会人が知らない、地方に眠る【巧のワザ】を月1更新で紹介。この企画は、暗いニュースが多い中、日本の底力を見て元気になってほしい！という気持ちでお送りします」
みたいに、内容が具体的だったら、もうちょい興味を惹かれると思うんですよ。
✗：日本一周する
○：日本一周をして、そこで出会った職人を紹介する
いかがですか？ ダメな例は何がダメかというと「日本一周して、どうするの？」という問いが抜けている事です。
ここを具体的に「職人を紹介する」という所まで言語化できれば、ただの日本一周の記録ではなく、ちょっと面白い旅番組チックな企画なんだなという魅力が付与されるわけです。
煽るキャッチコピーがあると、なおさら良い
『都会人の知らない～』というキャッチコピー、これ気になりますよね。
人は自分の知らない知識を喜んで摂取する性質があるのですが、ここで最大ボリュームである都会人を狙いつつ、「あなた達が知らない知識が、ここにありますよ？」と煽ることで「それは貴重な情報だ。知りたい。ちょうどネットにも飽き飽きしてたんだよ」という反応を引き起こすことが出来ます。
煽りのあるキャッチコピーは、興味を惹かれてやってきた人の好奇心を、さらに駆り立てる事ができます。ほんの数文字、たったの一行でも、効果は抜群なので、可能であればキャッチコピーを作っておくと面白い文章に仕上がりますよ。
「なぜそれをやってるの？」理由を書くこと
なぜ？という問いが大事ですよ…と学校で習った事がありますよね。あれって何故かというと、人は理由を重視する生き物だからです。
例えば、友人が開口一番「離婚したのよ」と言ってきたら「なぜ？」と理由が気になりますよね。ミステリーで「おとなしい中学生が、実の父親を刺した」と書かれたら、なぜ？と動機が気になりますよね。
人はとにかく理由を知りたいのです。だから、文章を書く時は必ず理由を書く。これは、エッセイであろうと日記であろうとセールスレターであろうと、つーか何であろうと必須の原則です。
「日本一周をして、そこで出会った職人を紹介する」
「なぜ？」
・理由１「都会人が知らない匠の技を伝えたい」
・理由２「日本オワコン的な暗いニュースが多い中、日本の底力を見て元気になってほしい」
いかがですか？ただただ日本一周する！とか日本一周して職人を紹介！という結論だけの文章より、よっぽど納得感があって読み進めたくなりますよね。
ここの理由が浅かったり、あんまり共感・応援できないものだとコケます。ただ、それは文章というより企画自体の掘り下げが甘いのが原因なので、活動のコンセプトをブラッシュアップした方が良い事案です。
面白く書こうとしない。無駄を削る
無理に面白く書こうとすると、寒いノリになってブラウザバックされます。
例えば、このコラムの冒頭を「面白い文章って何だろう？ いやー、私も昔から文章は書いていますが、難しいですよねーほんとにもう頭がハゲるくらい悩んでますってオイィイイイイイ」みたいなノリで書かれても困りますよね。
そもそも書く内容が面白ければ、文章は勝手に面白くなるので、面白くする努力っていらないんですよ。変にネタに走ったり、キャラを出しても蛇足になるだけです。
無駄を削って最短最速で内容を出していく。さっき書いたように
・具体的に
・キャッチコピーをそえて
・理由を書いて
この３つを守っていれば、あとは自ずと面白い内容なら面白い文章になります。
つまんない内容を面白い文章で書くのは、あんまり意味ないです。つまり内容が重要であって、文章はアシストでしか無い。
だから最低限、上記の３つを意識しておけば面白い文章は成り立ちます。（これ言ったら身も蓋もないですけどね）
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