優先席と精神障害。

私自身精神障害、発達障害持ちのためヘルプマーク、ヘルプカードも持っているし、障害者手帳も持っているのだが、そこでふと気になったのが優先席の存在。

精神障害でも優先席は譲ってもらえるのかという疑問

今現在、JR東日本の電車の優先席には、下記の方が対象になるとのこと。

〇お年寄りの方
〇からだの不自由な方
〇内部障がいのあるの方
〇乳幼児をお連れの方
〇妊娠している方



以前と違うのは「内部障がいのある方」という表記がプラスされている点。

この表記がなされるまでは、内部障がいに理解がなく座りづらい状況にあったと思うけど、果たしてこの「内部障害」というのはどこからどこまでの範囲を言ってるのかなと思う。

JR東日本に問い合わせた人がいるらしいが、その回答が

「ご体調を不安に思われている方であれば、誰でもお座り頂いて結構です。」とのこと。

マークを見る限りだと、まるでペースメーカーをつけてる人が対象な感じがするけど、それだったらそのようにペースメーカーをつけている人って明記すればいいのにって感じがして少しわかりにくい。

内部障害=目に見えない障害全般いわゆる知的障害や精神障害も対象にしてるならそのようにわかりやすく書けばいいのではとふと思う。


それならば、ステッカーに分かりやすくストレートに「ご体調を不安に思われている全ての方が座っていい」という内容の表記をした方がいいのでは?と。そして、例として「お年寄り」「子供連れ」などを記載すればよいのではないか、と。

限定的な表現の場合、外見で体調不安が分からなければ「なぜ譲らないんだ」「なぜあの人は座っているんだ」など、イライラが蔓延している満員電車では逆にトラブルの火種になりかねないだろう。

てんかんや喘息、難聴、心疾患など、目に見えない病気はいろいろあるから見た目で判断して、見えない障害のことを「仮病」扱いしないで貰いたいと思う。



この記事にもある通り某市営地下鉄が全席優先席という、この某市営地下鉄がどこのこと言ってるかわからないけど、これはこれですごいなって思う。

ハードは変えられなくても、ハートはすぐにでも変えることができる。
優先席だから譲る、普通席だから譲らないでもなく、また、見た目で判断するわけでもなく、正しい知識をもって、必要な人を見つけたら周囲を思いやりながら譲りあう、見かけで判断しない。等のかっこいいユニバーサルマナーが一般化することが理想ではないかと。


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