Vol.23 EOS-1Vでフィルムポートレート
生産終了になった富士フィルムのPRO400HとEOS-1Vの組み合わせでポートレート撮影をして来た話。
雲が多すぎず初夏の香りが風に漂う梅雨の晴れ間のとある一日。
朝カーテンを開け、空を見上げた瞬間今日はPRO400Hでいこうと決めた、そんな天気の下のポートレート。
モデルは「よるさん」。
透明感のある可愛らしく、勉強家さんなモデルさんです。
今年3月に撮らせてもらったよるさんは今回で2度目の撮影ですが、前回よりも少し大人な雰囲気を纏い始め、その雰囲気をどう撮っていこうかなと考える撮影前の時間がとても新鮮で楽しい時間でした。
EOS-1Vのシャッター音はミラーが動く音とフィルムを巻き上げる音が1セットになっているため、最近のデジタル一眼レフカメラのシャッター音よりも重厚な気がします。撮っていても気持ちの良い音ですが、それはモデルさんも同じのようでシャッター音がいいと撮られる側も気持ちがいいそうです。
よるさんはご自身でもフィルムを撮られます。
最近は往年の名機の系譜「Olympus PEN」を中古で購入されもう十数本フィルムを撮られているそうです。ハーフサイズなので36枚×2として72枚それを10数本だとするとすごい量ですよね。
今年3月に惜しまれながらも生産終了になってしまった富士フィルムのPRO400Hの青みがかったフィルムとよるさんの印象が今回はとてもマッチしたと思います。本当にPRO400Hの生産終了は残念です。いくつか駆け込みで購入でき冷蔵庫で眠っていますが眠らせておくだけでは勿体無いのでここぞと言う時の勝負フィルムで月に1本程度ですが細々と使ってます。人物を撮るにものすごくいいフィルムですから、富士フィルムさんには再販を希望したいな。
話はそれましたね。
PRO400Hはややオーバー気味に撮るのが良い感じになるフィルムかなと言う印象があったので絞りはおおよそF2.8〜F5.6まで絞り、シャッタースピードで露出をオーバー気味になるように背面ダイヤルで調整しました。フィルムなので多少露出オーバーであろうとラチチュードの広さから大体撮れてしまうので思い切って露出オーバーで撮影しましたが今回はそれが功を奏して良い写真が撮れました。
これからPRO400Hに代わるフィルムを探さないといけないなと今回の写真データを見て改めて思いました。
カメラ:EOS-1V
レンズ:EF 50mm F1.4 usm
フィルム:FUJIFILM PRO400H
最後にEOSR6とRF85mm F1.2L USMで撮った写真を一枚載せておきます。
カメラ:EOS R6
レンズ:RF85mm F1.2L USM
絞り:F4.0
SS:1/320
モデル:よるさん
Twitter:@yoru_no___
Instagram:@_yoru_no
撮影会主催者 ws撮影会
@ws_photosession
では、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?