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vol.147 FilmPortrait展について
2月18日(土)、19日(日)で開催したFilmPortrait展が無事閉幕いたしました。
ご協力いただいた方々、参加された方々にこの場を借りて感謝申し上げます。
単純に、フィルムで撮っているカメラ仲間の姿を見て思いついた企画があれよあれよという間に大きくなり17名のカメラマンが参加してくれることになりました。
※お一人、けがで入院のため不参加になってしまったことは残念ですが治療に専念してほしいなと思います。
フィルムでポートレート縛りは無かったから面白いと言ってくださるカメラマンや、改めて出来上がるまで不安半分期待半分な時間がデジタルとは違って緊張したという声など、いろいろな参加者の声を聞く事ができました。
そんなFilmPortrait展で自分はモデルのUr(ユウ)さんという方にお願いして作品撮りを行いました。
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Urさんにお願いした理由はキャプションでも書きましたがconnect22閉会後のSNSを通じて「いつか写真も撮りに行けたら嬉しいです」というDMを頂いたことが決め手でした。
今の時代、良くも悪くもポートレートは「撮影に行こう」とカメラマンもいう方が多く自分もいつの間にか言っていました。そして撮影したものを写真と呼ばずにデータのやり取りという言う方に慣れてきた自分に「写真もいつか・・・。」というDMは大学時代フィルムで写真を撮っていた自分を思い出させてくれたからです。
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今回は見ていただければわかる通りすべて多重露光という昔からある撮影技法を使い「ユウ」と読むことのできる漢字を使ってUrさんの印象を可視化するということに取り組んでみました。
多重露光は一枚でもきちんと撮れている分からないフィルムで二枚を重ね、二枚を同じコマに焼き付けます。そのため緊張も二倍の中で真摯に写真を撮るという行為、モデルさんに向き合うという行為の結果として今回ほぼ意図したとおりの作品が撮れたことは経験したことのない嬉しさでもあります。
そしてこの展示が出来たことは今後種類が増える事のないフィルムという記録媒体の時代の転換期に当たる「今」だからこそ出来る作品展だったと思います。
最後に撮影現場で「Urさん、この文字からイメージできるポーズをお願いします!」という無茶振りに即興で表情を作るUrさんの被写体としての技量の高さに脱帽しました。
この作品は間違いなく、Urさんでないと完成しなかった作品だと確信しています。本当にこんな無茶な作品撮影にご協力いただいたUrさんに感謝です。
では、また。
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