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家族以外に母を「任せる」ということ

自分の誕生日の翌日から母について心配なことが続き、家族の協力も得られない可能性がでてきたりとなんとなく気分が落ち着かない日が数日続いていた。
誕生日気分なんてすっかり消え去っていた(昨年のコロナ騒動で年末年始すら実感できていなかったけど)のに、たまたま打ち合わせで我が家に来た友人がケーキを買ってきてくれた。「お誕生日おめでとう!」と。
おかげで気分がフッと楽になった。(素直で優しい友人へ。ありがとう。)

さて、母のことについて動きがあったので書き残しておく。

先日、地域包括支援センターに連絡して母のことを相談した。
・母の現状
・家族の状況
・今後について
これらについて担当者の人と話をしたのだが、まずはセンターの人が母を訪問して状況を聞いてみることから始めることに。

ただ、もしかすると父はあまり外部からの介入をよく思わないかもしれないということを伝えていたので、まずは父に
・地域包括支援センターに相談してみたこと
・担当者が訪問してくれること
を伝えて、その反応を見てからまた担当者に電話することになった。

父にはメールで上記の内容を伝えた。(我が家は電話よりもメールで連絡を取り合うことが多いです)

父からきた返事は
「ありがとう。でもパパとママで頑張るから大丈夫。(気にしなくていいから)」という感じだった。

やっぱり父世代にとっては母の変化や状況を外部の人に知られるのはちょっと嫌なのかもしれない…。
でも、やっぱり父だけでは限界が来てしまうと思うのでここは無理矢理でもセンターとのつながりを作っておきたい。パパ、ごめん。

センターの方は心配してくれたようで2回ほど電話をくれていた。私が仕事中だったり、用事の途中だったので出られず気づいた時間も遅かったので折り返せなかった。
今日時間を見つけて折返してみると、あの安心感のある声の担当者さんが出てくれた。

「どうなりました?心配だったから何度もお電話してしまってごめんなさいね。折り返してくれてありがとうございます。」と開口一番、母を心配してくれていることが分かった。

私は担当者さんに
・父にはメールで伝えたこと
・父からの返事は「拒否」ではなく「はぐらかす」感じだったこと
を伝えた。

担当者さんも父が完全に拒否していないことを理解してくれて、来週にでもとりあえず訪問するという提案をしてくれた。

なんだかセンターの人に任せっきりで申し訳ない気持ちだった。

ここまで、私は実家にも行かず、センターに直接出向くこともなく進行している。もちろんコロナの状況を考えると、うかつに実家(高齢の両親)やセンター(お年寄りが多くいらっしゃる場所に入っている)に行くべきではない。でも電話だけで物事を進めて、実動もセンターの人にお願いしてしまうこと、何より母を他の人にお願いすることに抵抗がないとはいえない。

担当者さんにはお願いしてしまうことに申し訳ない気持ちと母が少しでも快適に暮らせるようにしてほしいこと、父が週に1日でも自分の時間が持てたり休むことができるようにしたいことを伝えた。
担当者さんは「気にせずに任せてください」という雰囲気で話を進めてくれるので本当に心強いしありがたい。

今後については、地域包括支援センターの担当者さんが母を訪問して
・母や父の状況を確認
・それに対して何がサポートできるかを提案
これらを確認してまた私に電話をくれるそうだ。

他の人から見たら、娘である私が実家に通って母のケアをするべきだと思われるかもしれない。確かにそうだと自分でも思っている。
でも、何をすれば母の状態を良くするもしくは現状維持ができるのか、私には専門的な知識もないし、父の代わりにドライブやお買い物に連れて行こうにも免許が無いのでそれは難しい。
きっと母とお茶でも飲みながらお話するだけでも十分だとは思うのだけど、このコロナ禍で1時間近く電車に乗って実家に行くこと自体が高齢の母や父にとってはリスクになってしまう。(いや、単純に実家に行きたくないだけってのをコロナのせいにしているフシもある)

なので、私はかき集めた情報と知識で母と父をサポートしていこうと思う。父の言うように「パパとママで頑張る」を信じてほったらかしにすることもできる。だけど実家に行くのが嫌な私でも、さすがにこれはできない。
今までしっかり育ててくれた母や父をほったらかしにして孤立させることはまさに親不孝だと思うからだ。

私にはいろいろな知識と情報がある。
地域包括支援センターの担当者さんもついている。
完全リモートワークの仕事をしているので、何かあった時はすぐに動ける。

母には快適に楽しく暮らしてほしい。
いつかは実家に行って、母が好きな音楽や映画を一緒に楽しむ時間を作ろうと思う。

また担当者から連絡が来たら、書き残していきます。

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